住友生命が会計システム刷新プロジェクトを始動:多様なパートナーとともに

住友生命が会計システム刷新プロジェクトを開始



住友生命保険相互会社(以下、住友生命)は、スミセイ情報システム、アビームコンサルティング、日本オラクルと連携し、最新の会計システムの刷新プロジェクトを始動しました。このプロジェクトは「ウェルビーイングな会計業務」を実現することを目指し、働き方改革や生産性の向上を図る体制を整えるものです。

プロジェクトの概要



この計画の中心となるのが、オラクルが提供するクラウドERP「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning (ERP)」です。この新しいプラットフォームを基盤に、スミセイ情報システムの経費精算ソリューション「皆伝!ワークフロー」を導入し、業務における利便性や効率の向上を図ります。これにより、住友生命の15,000人以上の従業員が利用する新会計システムが、2026年度の本格稼働を目指して整備されます。

住友生命は、「住友生命グループVision2030」において、保険業界の変革を目指し、さまざまなステークホルダーのウェルビーイングを支える施策に取り組んでいます。この中でも会計業務は重要な位置を占めており、今回のプロジェクトはその一環として位置づけられています。

パートナーシップの意義



アビームコンサルティングは、豊富な実績を有し、効率的な業務プロセスの改革を推進してきた企業です。住友生命は同社のノウハウを活用し、新システムの設計や導入に注力します。また、日本オラクルの革新的なクラウド技術が、今後の基幹システムの進化に大きく寄与することが期待されています。

住友生命では従来のメインフレームシステムに依存せず、「Oracle Cloud ERP」を基盤とした新しい会計業務プラットフォームに移行します。この移行により、財務会計や予算管理プロセスの標準化が進み、ペーパーレス化やデータの一元管理が実現されます。

システム構築の戦略



新システムの構築には、Fit to Standard方式が採用されます。これは、予め用意された標準機能に合わせて業務プロセスを改革するアプローチであり、将来的なコストやリスクを軽減しつつ、社会環境の変化にも迅速に対応できる柔軟な基盤を提供します。

住友生命は、このプロジェクトを通じて会計業務の複雑性を整理し、従業員が必要な情報に簡単にアクセスできる環境を整えることを目指しています。データ活用の高度化や、データドリブン経営へ向けた資源のシフトも加速される見込みです。

結論



住友生命の新たな会計システムの刷新プロジェクトは、単なるシステムの更新にとどまらず、広範な働き方の変革をも視野に入れています。新しいシステムの導入により、企業の業務効率を向上させると同時に、ステークホルダー全体のウェルビーイングを実現します。今後の進展が非常に楽しみです。

会社情報

会社名
日本オラクル株式会社
住所
東京都港区北青山2-5-8オラクル青山センター
電話番号
03-6834-6666

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