吉野家の新コンセプトストア、シンガポールにオープン
株式会社吉野家ホールディングスのグループ会社、Yoshinoya (S) Pte. Ltd.がシンガポールのブギスジャンクションに新たなコンセプトストアをオープンしました。このリニューアルオープンは、吉野家がシンガポールに初進出してから27年を迎えるにあたり、ブランドのリブランディングの一環として行われたものです。
店舗の位置と歴史
the YOSHINOYA BUGIS JUNCTIONは、MRTブギス駅に直結した商業施設の地下1階に位置しており、アクセスも非常に便利です。吉野家は1997年にシンガポール市場に入って以来、1999年にこの店舗をオープンしました。以来25年、シンガポールの人々に愛され続けています。特にローカルの若年層や観光客、ビジネスマンにとって重要な集客スポットとなっており、今回のリニューアルはその集客力を一層高めるための施策です。
サステナブルな内装とデザイン
新しい店舗の内装は、白を基調にしつつ、ブランドカラーであるオレンジをアクセントにして配置されています。外観は黒をベースにしたデザインで、モダンながら親しみやすさを感じさせる仕上がりが特徴的です。このような内装は、顧客が快適に過ごせる環境を提供することを狙っています。
キャッシュレス対応と席数拡大
シンガポール政府が推進するキャッシュレス決済の導入に合わせ、店舗内にはセルフオーダーキオスクを3台設置しています。これにより、注文から提供までの時間を短縮し、より良い顧客体験を提供することが可能になります。実際、シンガポールの全ての吉野家ではすでにこのセルフオーダーキオスクが導入されており、キャッシュレス決済の割合は90%を超えています。さらに、混雑時の顧客の待ち時間を削減するために、席数も増やされています。
アートとのコラボレーション
リニューアルオープンの際には、画家ジミー大西氏とのコラボレーションが実現しました。彼が1998年に描いた『シンガポール』の作品が使われ、店舗のデザインにカラフルな要素が取り入れられています。また、このデザインは期間限定でテイクアウト用のパッケージなどにも使用され、ブランドイメージも一新される予定です。
店舗情報
新しい吉野家の店舗名は「YOSHINOYA BUGIS JUNCTION」で、シンガポールのビクトリアストリート200番地の地下1階に位置しています。営業時間は午前10時から午後10時までで、最終オーダーは午後9時30分です。
企業情報
the Yoshinoya (S) Pte. Ltd.は1997年にシンガポールに初出店し、現在国内に10店舗を展開しています。この国でのビジネスは多くの人に支持されており、今後の発展が期待されています。
このリニューアルオープンにより、吉野家はシンガポールにおける牛丼文化をさらに広め、地域社会とのつながりを深めていくことでしょう。