東京農大と双葉町が手を携え復興支援の新たな一歩を踏み出す

東京農業大学と福島県双葉町の包括連携協定

2025年2月27日、東京農業大学は福島県の双葉町と重要な包括連携協定を締結します。この式典は双葉町役場において、15時から16時15分頃にかけて行われる予定です。

双葉町の復興に向けた取り組み

福島県双葉町は、2011年3月に発生した東日本大震災とその後の原子力発電所の事故により、長期間にわたって全町避難を余儀なくされました。避難指示が解除されたのは2022年8月であり、町の人口は徐々に回復しつつあります。2025年1月の時点で、町内には134世帯182人が新たに居住しており、元の住民や新たに移住した方々が共に生活を築いています。農業についても、営農基盤の整備が進行中であり、水稲の試験栽培も行われています。

東京農業大学の役割

東京農業大学は、2018年度から福島イノベーション・コースト構想を支援し、地域の復興支援活動に力を注いでいます。特に農業分野では、新しい農産物の開発や、地域の特性に応じた商品提案、新規就農者の育成プログラムが実施されてきました。この度の協定により、双葉町の具体的なニーズに対応した復興支援をさらに推進することを期待しています。

取材者へのご案内

今回の協定締結式は、報道関係者にとって特別な機会となります。東京農業大学と双葉町の代表者が直に対話を行い、地域復興に関する具体的な施策について発表されるため、多くの関心が寄せられることでしょう。取材希望の方は、2025年2月25日12時までに申請を行う必要があります。事前の申し込みをお忘れなく。

双叶町の具体的取り組み

双葉町では、農業を中心とした地域の再生に力を入れています。例えば、学生を交えたブロッコリーの収穫作業や、町内産業に関連する視察を通じた実習プロジェクトが実施されています。2024年には、ブロッコリーを用いた健康志向のメニュー提案や試食会が予定されており、観光客や女性客へアプローチするための新たな食品開発が行われています。