病児のための特別な空間
病気や入院で日常生活が難しい子供たちに、芸術を通じて新たな発見を提供する「みんなの芸術学校〜こどもホスピス芸術学校」は、2021年にスタートしたプログラムです。これを運営しているのは、認定NPO法人あっちこっちで、寄付を通じて支援を募っています。この活動は、子供たちが心から楽しめる時間を提供し、治療の合間に笑顔を取り戻す手助けをしています。
芸術との出会い
音楽、美術、ダンスといった様々な芸術の分野で、プロのアーティストが子供たちと関わりを持ちながら個別またはグループ授業を行います。これにより、参加者は「やってみたい」「叶えたい」という気持ちを実現する機会を得られます。病院での厳しい環境の中でも、芸術は心に彩りを加え、毎日をより豊かにしてくれるのです。
事業内容と授業の形式
このプログラムでは、病気を抱える子供たち向けに、音楽や美術、ダンスの授業を提供しています。授業形式は「個別授業」と「合同授業」に分かれており、子供たちの体調や希望に応じた内容となっています。
1.
個別授業(約1時間)
子供一人ひとりのニーズに合わせた特別な授業。家族や友人と一緒に参加することもできます。
2.
合同授業(約40分)
定期的に開催される参加型のコンサートやワークショップで、複数の子供たちが一緒になって体験を共有します。
活動の様子
芸術学校では、音楽、アート、ダンスそれぞれの授業が行われています。
- - 音楽授業: 例えば、誕生日会の授業では、アーティストと一緒に歌を歌ったり、楽器を演奏したりしながら、特別な瞬間を家族で楽しみます。
- - 美術授業: 子供たちはアーティストと一緒に、粘土工作や絵画に取り組み、自分の手で作品を作り上げる楽しみを味わいます。
- - ダンス授業: 座ったままでもできるダンスで、身体を動かすことの楽しさを体験し、仲間と共に喜びを分かち合うことができます。
子供たちが心を開き、創造力を発揮する瞬間は、何よりの喜びです。プロのアーティストは、彼らの思いに寄り添い、共に時間を過ごす仲間としてサポートします。
グリーフカフェ
この活動の一環として行われるグリーフカフェは、愛する子供を亡くしたご家族をサポートするための場です。参加者が心の内を語り合った後、アーティストがリクエストに応じた音楽を演奏することで、心の癒しを提供します。
支援のお願い
「みんなの芸術学校」は、医療や福祉制度では賄えない部分をサポートする役割を果たしています。そのため、皆様からの寄付が欠かせません。例えば、3000円の寄付は運営費の一部となり、10,000円は人件費や教材費の支えになります。30,000円の支援は、授業1回分に直接寄与し、多くの子供たちに芸術体験を届けることができます。
まとめ
「みんなの芸術学校〜こどもホスピス芸術学校」は、ただの学びの場ではなく、子供たちが安心して過ごせる場所であり、心に響く体験を提供する貴重な機会です。今後も、子供たちの笑顔を支えるために必要な支援をお待ちしています。
お問い合わせ先
団体名:認定NPO法人 あっちこっち
所在地:神奈川県横浜市中区日竹之丸61-5
電話番号:090-1261-1308
メール:
[email protected]
ホームページ:
あっちこっち