ハイレゾ、ソニーネットワークと提携し法人サービスを強化
株式会社ハイレゾは、東京都新宿区に本社を構え、法人向けのクラウドサービスを展開しています。この度、同社はソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社の法人サービス事業部と、セールスパートナー契約を締結しました。両社は、NVIDIAのGPUを活用したクラウドサービス「GPUSOROBAN」や「AIスパコンクラウド」の販売委託を開始します。この提携により、生成AIの活用とITインフラの強化を推進し、市場での競争力を高めることを目指しています。
新たなサービス「GPUSOROBAN」と「AIスパコンクラウド」
両サービスは、NVIDIA社製の高性能GPUを用いたIaaS型のクラウドソリューションであり、企業が手軽にGPUの計算能力を利用できるように設計されています。特に、コスト面での優位性を持ち、初期費用やデータ転送料金が不要で、利用料金が定額制となっているため、企業が導入しやすくなっています。
ハイレゾは、サービス普及の一環として、期間限定で「AIスパコンクラウド」の無料トライアルキャンペーンを実施しています。このキャンペーンを通じて、ユーザーはAI基盤モデルの開発や動作検証、GPU性能のテストなど多様なケースで利用できる機会を得ることができます。
活用事例で明らかになるその利便性
無料トライアルの具体例としては、以下のようなものが挙げられます:
- - AI基盤モデル開発に向けた事前確認
- - 他社クラウドやオンプレミス環境からの移行検討時の事前検証
- - 接続や動作環境確認のための検証作業
- - GPU性能の事前テスト
- - クラウド導入に伴うリスクの軽減
- - GPUコストの見直しと最適化
これにより、企業は自社のニーズに合ったサービスを選択しやすくなり、生成AIやGPUの活用を促進することが可能になります。
GPUSOROBANの実績と今後の展望
「GPUSOROBAN」は、現在富士通やNECなど多くの大手企業での導入実績があり、2,000件を超える利用がされています。特に、IT業界から製造業、建設業、さらには大学などの研究機関においても幅広く活用されています。
また、2024年には香川県に中四国地域初となる「AI開発用GPU専用データセンター」を新設予定で、2025年には佐賀県に新たなデータセンターを開設する計画が進行中です。これにより、地域の経済活性化と生成AIの進化に寄与することが期待されています。
株式会社ハイレゾの概要
ハイレゾは2019年に設立され、GPUデータセンターの運営からクラウドサービスの提供を行っています。同社はNVIDIAの「Best CSP Partner of the Year」を受賞するなど、その技術力やサービスの質が評価されています。公式ウェブサイトでは、最新情報やサービス内容が確認できるので、興味がある方はぜひ訪れてみてください。
ハイレゾ公式サイト
GPUSOROBANのページ
この新たな提携がもたらすビジネスチャンスと技術革新に期待が寄せられています。さらに、企業が抱える課題への解決策を提供するため、烏賊拡大を目指す両社の活動に注目していきたいところです。