旅行がもたらす幸福感と認知症予防の関係とは？

旅行の力：幸福感と健康の関係

人生100年時代に突入した私たちにとって、旅行は単なる楽しみ以上の意味を持ちます。宿泊情報誌「ゆこゆこ」は、2024年8月19日発行の10月号から新たな連載「天野先生に聞く！心と体の健康に良い旅行とは」を開始します。この連載では、順天堂大学の心臓血管外科医、天野篤先生が旅行の健康効果について語ります。

第1回目の特集：旅行の健康効果

連載のスタートとなる第1回では、「旅行をすることで得られる健康への効果」をテーマに取り上げます。天野先生は、特に旅行によってストレスホルモンの分泌が減少し、心臓疾患のリスクが低下することを指摘しています。アメリカでの研究では、旅行に頻繁に出かける女性は心臓疾患のリスクが顕著に低いことがわかりました。

旅行で心身を癒やす

旅行は心身に良い影響を及ぼします。新しい環境や経験をすることで脳が刺激され、認知機能の向上が期待できます。特別な景色や料理を楽しむことで、幸福感が得られるのもポイントです。さらに、旅行を通じて外出機会が増え、高齢者の活動量も自然に増加します。

連載内容の紹介

連載は全9回にわたり、以下のようなテーマで進行します。

- 第2回：旅行による幸福感が高血圧や高血糖リスクを低下させる
- 第3回：旅行準備が認知症予防につながる
- 第4回：効果的な旅行プラン
- 第5回：旅先の出会いが脳を活性化
- 第6回：新たな経験が知的能力を維持する
- 第7回：健康的な旅行のための食事
- 第8回：朝の散歩が自分だけの景色を
- 第9回：思い出を振り返ることの重要性

旅行の重要性

ある調査によると、新型コロナウイルスの影響で高齢者の外出機会が減り、認知機能の低下やうつ傾向が増加したとされています。旅行は、こうした問題を克服する手助けをする可能性があります。旅行に出かけることで体を動かし、旅行の思い出をいつまでも振り返ることで、心の健康も維持されることでしょう。

株式会社ゆこゆこの思い

「おとなの毎日に、愉しみを。」を経営理念に掲げる株式会社ゆこゆこは、過去880万人以上の会員を持ち、その多くが60代以上の方々です。本連載を通じて、人生100年を楽しむためのヒントと、心身の健康を守る手助けをしたいと考えています。

この連載によって、旅行が私たちの生活にどのように寄与できるかを、ぜひ多くの方に知っていただきたいと願っています。毎号お届けする情報が、皆さまの旅行ライフの充実に繋がれば幸いです。