お寺の宿泊体験が進化する！テラハクとAirbnbの提携

日本の寺社文化を体験できる新しい宿泊サービス「テラハク」が、アメリカの大手宿泊予約サイトAirbnbとの業務提携を発表しました。この提携により、全国各地の宿泊可能なお寺を簡単に検索し予約できるプラットフォームが提供されます。これにより、日本の伝統文化を体験したい国内外の旅行者に、ユニークな体験を提供することができます。

業務提携の背景

2017年6月7日、テラハクのサービスが発表されました。このサービスは、文化的な宿泊体験を重視し、寺社に特化した宿泊先を提供します。日本全国に約77,000ある寺院を活用することで、地域の魅力を発信し、交流や地域活性化を促進することが目指されています。この度のAirbnbとの提携は、インバウンド客への訴求により、さらに多くの人々に日本の寺社文化の魅力を伝えることを目的としています。

日本初の試みとなるこのサービスは、世界中の旅行者に、日本の寺院に宿泊しながら、多様な文化体験を楽しむ機会を提供します。Airbnbはすでに通算3億人以上のゲストが利用しており、多様な宿泊施設を探すことが容易です。この便利さと認知度の高さを活かすことで、テラハクはさまざまな体験を提供できるでしょう。

宿泊施設の展開

青森県から福岡県まで、日本各地の寺院が順次「テラハク」に参画予定です。その中でも、初期段階では三井寺（園城寺）が参画し、宿泊施設としての役割が期待されています。県内の歴史的な名刹である三井寺は、長等山の中腹に位置し、広大な境内を有しています。参拝客が宿泊できる施設として利用される予定で、この些細な場所での特別な体験は多くの観光客に喜ばれることが予想されます。

日本文化とのふれあい

テラハクを通じて、宿泊者はお堂や仏像、庭園などを見学したり、四季折々の自然を楽しんだりすることができます。また、地元の住職や住民との交流を通じて、地域の文化について深く知ることができる貴重な機会となります。修行体験や地域の名所訪問など、さまざまな文化体験を通じて、日本の文化にじっくりふれることができるでしょう。

今後の展望

「テラハク」が提供する宿泊サービスは、2018年6月を目処に始まる予定です。これは、ほかの文化施設とは一線を画す新しい宿泊体験として、多くの旅行者の関心を集めることでしょう。多様な旅行スタイルが求められる現代において、寺社での宿泊体験は新しい選択肢として注目されているのです。

今後、日本の寺社文化が世界に広がるための重要な一歩として、テラハクとAirbnbの提携に期待が寄せられています。この新たな取り組みを通じて、居心地の良いお寺で宿泊する特別な体験が、国内外の多くの旅行者にとって身近な存在になることを願っています。