「源氏物語」誕生の謎に迫る!紫式部の波乱万丈な人生をたどる一冊
光村推古書院から、紫式部の生涯と「源氏物語」誕生の秘密に迫る書籍『史実でたどる紫式部 ――「源氏物語」は、こうして生まれた。』が7月20日に発売されます。
本書は、文学、歴史学、考古学の各分野の専門家が集結し、紫式部の生き様を多角的に分析。その魅力は、単に紫式部の人生を追うだけでなく、平安時代の文化や社会背景も深く掘り下げている点にあります。
「源氏物語」の誕生、その背景に迫る
紫式部の才能を見抜き、「男であったならば」と嘆いた父・藤原為時、そして、夫・藤原宣孝との別れ。そして、藤原道長との複雑な関係……。本書では、紫式部の周囲の人物との関係や、当時の社会情勢が「源氏物語」にどのように影響を与えたのかを詳細に解説しています。
美しい写真で平安時代の文化を体感
本書は、オールカラーで、平安時代の建築、風景、そして当時の暮らしを写し取った美しい写真が満載です。これらの写真によって、読者はまるでタイムスリップしたかのように、平安時代の文化に浸ることができます。
「源氏物語」ファン必読!
「源氏物語」の通奏低音となっている紫式部の人生を知ることで、作品への理解がさらに深まること間違いなし。本書は、「源氏物語」ファンはもちろん、これから読んでみようと考えている人にも必読の一冊です。
本書のポイント
紫式部の生涯を、文学・歴史学・考古学の視点から多角的に分析
平安時代の社会背景や文化を、写真と文章でわかりやすく解説
親しみやすい文体と構成で、読みやすく深い内容
学術的な資料に基づいた丁寧な考察で、紫式部の立体的な人物像に迫る
目次
はじめに
時代概説 ─ 政権の流れを中心に
第1章 紫式部の娘時代
第2章 旅と越前、恋と悲しみ
第3章 『源氏物語』の誕生
第4章 藤原道長と女房・紫式部
第5章 『源氏物語』の深化~嵯峨野、宇治、そして叡山へ
第6章 再び父の家へ
終章 宇治という世界
著者プロフィール
朧谷寿(おぼろや・ひさし): 平安博物館名誉教授、公益財団法人古代学協会理事長
山本淳子(やまもと・じゅんこ): 京都先端科学大学教授(国際学術研究院)
山田邦和(やまだ・くにかず): 同志社女子大学特任教授(現代社会学部社会システム学科)
日山正紀(ひやま・まさき): 京都新聞社報道部次長
中田昭(なかた・あきら): 写真家
書籍情報
書名: 史実でたどる紫式部 ――「源氏物語」は、こうして生まれた。
監修: 公益財団法人 古代学協会
著者: 朧谷寿、山本淳子、山田邦和、日山正紀
写真: 中田昭
体裁: 21×14.8×2.3 cm、304頁、上製本
価格: 3,600円+税
ISBN: 978-4-8381-0623-3
発売日: 2024年7月20日(土)
発行: カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社光村推古書院書籍編集部
発売: 光村推古書院株式会社
* Amazon:
https://www.amazon.co.jp/dp/4838106238
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