冬季賞与の実態調査
2024-12-20 14:03:04

2024年冬季賞与の実態調査:中小企業の動向と景気感

2024年冬季賞与の実態調査:中小企業の動向と景気感



人事担当者向けの情報サイト『人事のミカタ』が実施した2024年の冬季賞与に関するアンケート調査が話題を呼んでいます。この調査では、従業員数299名以下の中小企業の人事担当者206人から回答が寄せられました。

冬季賞与支給状況


調査の結果、90%の企業が冬季賞与を支給予定であると回答。これは昨年の82%から8ポイントの増加を示しています。この大型のデータには、企業の景気感や給与体系についての重要な情報が含まれています。

増額の傾向


さらに、約半数の企業が前年よりも冬季賞与を「増額した」とのことで、これは昨年から17ポイントの上昇を記録しています。特に支給額の増加幅で最も多いのは「3%~5%未満」となっており、理由として最も多かったのは「社員の意欲向上」だったことが挙げられます。この結果は、企業が人材の士気を重視していることを示唆しています。

景気の回復感


しかし、調査結果には明るい面だけではなく、暗い側面も見受けられます。47%の企業が「景気の回復を感じない」と回答しており、特に小規模企業ではこの傾向が強いようです。2025年に企業が取り組みたい課題としては「人材の強化(採用・育成)」が最も多く挙げられ、今後の人材戦略が急務であることが伺えます。

業界別の見方


業種別に見ると、特に「金融・コンサル関連」や「不動産・建設関連」、「人材関連」での増額企業が多くなっています。このような背景には業種ごとの市場状況や企業戦略が影響していると考えられます。

企業の悩み


賞与支給における悩みの声も浮かび上がってきました。その中でも多数の企業が「評価基準」に関しての悩みを抱えていることが明らかになりました。賞与の査定基準に対する不安は、企業の評価システムの見直しを促す動きとなるかもしれません。

まとめ


2024年の冬季賞与支給の実態調査は、中小企業の賞与支給状況を明らかにしつつ、今後の経済動向や企業の人材戦略の重要性が浮き彫りとなりました。特に、社員の意欲向上を狙った増額が行われる一方で、景気の回復を実感できない企業も多く、2025年に向けた人材確保や育成が今後の大きな課題となれそうです。中小企業の動向は今後の日本経済全体にも影響を及ぼすことでしょう。


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