視覚障害者向け遠隔サポート「アイコサポート」西新宿で実証実験開始!SOMPO美術館も連携
東京都西新宿エリアで、視覚障害者の方々の外出をサポートする画期的な実証実験が開始されました。損害保険ジャパン株式会社、株式会社プライムアシンス、そしてSOMPO美術館の3社が連携し、遠隔サポートサービス「アイコサポート」とスマートフォンアプリ「袖縁」を活用した取り組みです。
安心・安全な外出を支援する「アイコサポート」
「アイコサポート」は、視覚に障害のある方がスマートフォンのカメラを通して周囲の状況を専門オペレーターに伝え、音声や映像を通して的確なサポートを受けることができるサービスです。位置情報とリアルタイム映像の共有により、安全でスムーズな移動や買い物を支援します。個人情報の厳格な管理と、専門研修を受けたオペレーターによる対応で、安心して利用できる体制が整えられています。
美術館との連携でスムーズな来館を実現
SOMPO美術館は、障害のある方や配慮を必要とする方と施設をつなぐスマートフォンアプリ「袖縁」の利用施設として参加。事前にアプリを通じて来館者のニーズを把握することで、美術館訪問をより快適なものにするサポートを提供します。
スマート東京の実現に向けた取り組み
この実証実験は、東京都が推進する「スマート東京」構想の一環。デジタル技術を活用し、都民の生活の質向上を目指した取り組みです。2025年開催のデフリンピックを控え、アクセシビリティの向上は喫緊の課題となっており、本事業はその実現に向けた重要な一歩となります。
実証実験期間と検証内容
実証実験は2024年11月15日から28日までの期間で行われます。視覚障害者の方々の利用状況やサービスの有用性、さらなる改善点などを検証し、今後のサービス展開に活かしていく計画です。
3社の連携によるシナジー効果
損保ジャパンの保険事業におけるノウハウ、プライムアシスタンスの遠隔サポート技術、そしてSOMPO美術館のアクセシビリティへの取り組み。3社の連携によって、これまで以上に効果的で包括的なサポート体制が構築されています。
今後の展望
今回の実証実験は、視覚障害者の方々だけでなく、様々な困難を抱える人々の生活を豊かにするための大きな一歩です。今後、得られた知見を元に、サービスの更なる改善と普及が期待されます。関係各社の取り組みは、多様な人々が共生できる社会の実現に向けた重要な貢献となるでしょう。
関係各社
損害保険ジャパン株式会社
株式会社プライムアシスタンス
SOMPO美術館
株式会社袖縁
関連リンク
アイコサポート:https://eyecosupport.prime-as.co.jp/
袖縁:https://www.sode-en.net/
* 東京都報道発表資料:https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/10/17/03.html