JIKAI-Mの新世界
2025-05-15 14:30:21

次世代磁界センサ「JIKAI-M」が切り拓く新たな可能性とその特長

次世代磁界センサ「JIKAI-M」が拓く新たな領域



株式会社ワールドスキャンプロジェクト(WSP)が独自に開発した次世代磁界センサ「JIKAI-M」が、驚異的な検出能力を実現しています。それは、15〜20ピコテスラ(pT)という微細な磁気変化を安定的に捉えることができるというものです。この高感度センサは、従来のフラックスゲート方式と比べて約10倍の感度を誇ります。この新しい技術の採用により、極限の環境での使用が可能となり、ますますその適用範囲が広がっています。

高感度の背景


「JIKAI-M」の性能を支えているのは、WSP独自の「JIKAI方式」に基づく磁界検出原理です。これは、温度や振動、さらには放射線に対しても高い耐性を持っており、他の高感度センサでは困難な環境でもその力を発揮します。また、外部環境からの干渉を最小限に抑えるために、低ノイズ設計が採用されており、安定した検出結果を保証します。

「JIKAI-M」の開発風景

小型軽量化と応用分野


小型で軽量な「JIKAI-M」は、ドローンや水中ROVなどの無人機への搭載も可能です。これにより、災害地域や危険地帯、深海など人が立ち入れない場所でも安全に探査を行えるようになります。高感度であるため、対象物との距離が離れていても効果的に磁気変化を捉えることができ、非接触で高精度な探索が可能です。

データの可視化


収集した磁界データは、専用ソフト「JIKAI-VISION」を使用して可視化できます。このソフトではヒートマップ表示やGPS情報とのマッピングが可能で、実用現場での直感的なデータ把握が実現します。また、GeoTIFFなどの地理空間データと統合表示する機能も備えています。

JIKAI-VISIONによる解析画面

幅広い実用化が期待される「JIKAI-M」


「JIKAI-M」は、鉱物資源探査や沈没船、海底ケーブルの発見、さらには都市インフラの非破壊診断、考古学における地下構造の検出など、様々な分野での実用化が期待されています。加えて、宇宙空間での磁場計測や防衛技術分野における高精度センシングにも適しており、今後のその応用範囲は非常に広がる見込みです。

未来への取り組み


WSPはさらなる技術革新に向けて、フェムトテスラ(fT)レベルでの磁場検出が実現できる新たなセンサ開発にも取り組んでいます。これにより、現場におけるさらなる信頼性と感度の向上が期待されています。WSPは、未来の技術を見据えた挑戦を続けていきます。

企業情報


株式会社ワールドスキャンプロジェクト
・代表者: 上瀧良平
・設立: 2020年1月22日
・所在地: 東京都新宿区西早稲田2-18-23
・主な事業: ロボット・ドローン、センサなどの研究開発
・共同研究: 九州大学、名古屋大学、東京大学
・URL: 公式サイト


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会社情報

会社名
株式会社ワールドスキャンプロジェクト
住所
東京都新宿区西早稲田2-18-23スカイエスタ西早稲田 2F
電話番号
03-6670-1692

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