運送業界のDXを加速するアセンドと都築電気の提携
アセンド株式会社は、都築電気株式会社との新たな提携を発表しました。これにより、運送事業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めると同時に、持続可能な物流の構築に注力していくことになります。両社はそれぞれの得意分野を生かし、運送業界の未来に貢献するための取り組みを加速させる計画です。
提携の背景と目的
物流業界は現在、労働力不足やコスト上昇といった多くの課題に直面しています。特に、2024年から施行された働き方改革関連法の影響で、トラックドライバーの時間外労働が厳しく制限されるようになり、業界全体の労働環境が大きく変わりました。これにより、物流事業者は配送人員の確保が難しくなり、配送の遅延やコストの増加が懸念されています。
このような背景から、アセンドはクラウド型運送管理システム「ロジックス」を開発し、運送事業の効率化と経営のデジタル化を目指してきました。一方、都築電気は1932年の創業以来、ICT全般のソリューションを提供しており、特に「TCloud for SCM」を通じて多くの運送業者を支援してきました。
これらの強みを組み合わせることで、アセンドと都築電気は運送事業者にとっての業務効率化の加速と、持続可能な物流へとつながるサービスの提供を実現することを目指しています。
具体的な取り組み
この提携により、両社は「ロジックス」および「TCloud for SCM」の機能連携を強化しています。現時点では、ロジックスから受注・配車・請求・労務情報をTCloud for SCMに取り込むことが可能であり、今後は配送実績の連携も進めていく計画です。この機能連携により、運行状況の可視化や実績入力の簡素化が進み、運送管理プロセス全体の効率化が期待されています。
持続可能な物流の実現
持続可能な物流の構築は、現代の物流業界における重要なテーマとなっており、アセンドと都築電気はこの課題に対して総力を挙げて取り組みます。特に、トラック運送事業者がデジタルツールを活用することで、運送効率を高め、無駄を減少させることが可能となります。
最後に
アセンド株式会社と都築電気株式会社の提携は、運送業界に革新をもたらす第一歩です。運送事業者が直面するさまざまな課題に対し、両社は最新の技術で解決策を提供し、持続可能な物流の実現に向けた一層の支援を行っていくことを約束しています。
さらに詳しい情報は、各社の公式ウェブサイトをご覧ください。