静岡・磐田市で綿の産地フェアが5月31日に開催！

磐田市と綿の産地フェアの魅力

静岡県磐田市では、5月31日（土曜日）に「綿の産地フェア遠州『染め・織り』マーケット」が開催されます。このイベントは、日本三大綿織物産地の一つである磐田市を誇りに思い、地域の伝統的な織物産業を広めることを目的としています。

磐田市の織物産業

磐田市は、愛知の三河、そして大阪の泉州と並ぶ日本三大綿織物産地の一つとして長い歴史を持つ地域です。特に、コーデュロイ生地の生産が盛んで、国内シェアは90％を誇る福田地区があります。このイベントでは、地元の生産者が集り、自社の織物を直接販売するとともに、織物に関する知識を来場者に伝える機会となります。

2008年から始まったこのフェアは、特に2022年からアミューズ豊田で行われるようになり、大勢の人々が訪れる人気のイベントとなっています。市内外の多くの来場者が期待されています。

フェアでの体験

フェアでは、県内の17社・団体が出展し、様々な種類の生地や製品が並ぶ予定です。コーデュロイや別珍、綿・麻などの製品に触れることができ、購入することも可能です。訪れた方々は、生地の質感やデザインを直接体験し、製造者との交流を通じて、織物に込められた思いを感じることができます。

また、体験コーナーでは、実際に「製紐機」や「手織機」といった機械を使って織物製造を体験することもできます。これは、普段見ることができない貴重な機会であり、家族連れや子供たちにも非常に楽しんでもらえる内容です。

磐田市の織物の特徴

磐田市で生産されるコーデュロイは、フランス語の「Corde du Roi」（王様の畝）がその由来とされており、独特の畝（うね）が特徴です。また、別珍は英語の「Velveteen」に由来し、落ち着いた光沢と深みのある色合いが魅力です。さらに、遠州織物は高品質で豊かな風合いを持ち、国内外で高く評価されています。

このフェアに参加すれば、地元の伝統産業を理解し、楽しむ良いチャンスです。ぜひお越しください。詳細は静岡県繊維協会のホームページをご覧ください。