鹿沼秋まつりが市制70周年を祝い盛大に開催
今年、鹿沼市は市制施行70周年を迎え、その特別な年に伝統ある「鹿沼秋まつり」が10月6日と7日に開催されます。この祭りは、江戸時代から続く歴史深い行事であり、2003年に国の重要無形民俗文化財に指定され、2016年にはユネスコの無形文化遺産にも登録されました。今年は27台すべての彫刻屋台が参加し、街全体が祝祭の雰囲気に包まれます。
祭りの見どころ
祭り初日、正午頃に「繰り込み」が始まります。これは、彫刻屋台が鳥居をくぐり今宮神社の境内に集まる行事です。夕方5時からは、各屋台がその場に揃い、灯りを点け、お囃子と共に各町内に戻る「繰り出し」が行われ、幻想的な雰囲気に包まれます。
2日目は午前に市民パレードが行われ、みこしやマーチングバンドが参加します。そして、午後2時からは「屋台揃い曳き」が古峯原宮通りを運行。特に見逃せないのは、交差点で行われる「ぶっつけ」と呼ばれるお囃子の競演です。これにより、祭りは一気に盛り上がり、勇壮な音色が祭りの高揚感を高めます。
「ぶっつけ」とは何か
「ぶっつけ」は、交差点で二台以上の彫刻屋台が向かい合い、お囃子の競演を行う行事です。この瞬間、周りの人々は提灯を掲げ歓声を上げ、祭りの熱気を一層盛り上げます。また、これには9月上旬に行われる仮屋台の奉納行事も含まれ、各町が神社に自らの屋台を持ち寄ることで、例祭への参加の意志を表します。
祭りスケジュール
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午前0時30分~:屋台織り込み
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午後5時~:屋台繰り出し
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午前10時~:市民パレード・スポット演技
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午後0時50分~:屋台揃い曳き出発式アトラクション
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午後2時~5時:屋台揃い曳き
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午後5時30分~:屋台一斉きりん・ぶっつけ
町印を集める楽しみ
祭り期間中、参加者は町印帳を購入し、各町の会所を巡って「町印」を収集することができます。全27町の印を集めると、お楽しみプレゼントが用意されているため、訪れる価値があります。
彫刻屋台揃い曳き体験
7日には、「鹿沼秋まつり公式手ぬぐい」を購入することで、屋台を曳く体験ができます。この体験は、祭りの雰囲気を直に感じる絶好のチャンスです。町印帳と手ぬぐいは、各おもてなし広場やJR、東武両駅の案内所で手に入ります。
鹿沼秋まつりは、伝統を受け継ぎつつ、新しい地元の魅力を発信する大切なイベントです。この機会にぜひ、鹿沼の秋を楽しんでみませんか?