イオンネットスーパー、オートロックマンション向けの置き配サービス開始
イオンリテールは、5月28日(水)からネットスーパー注文品の置き配サービス「置き楽」を拡大し、東名阪エリアにあるオートロックマンションに対応することを発表しました。これにより、顧客は不在時でも安心して商品を受け取ることができるようになります。これまでオートロックの物件には配達員が立ち入れなかったため、対象外でしたが、セキュリティ面を強化することで新たな配送の仕組みを導入しました。
「置き楽」とは?
「置き楽」は、ネットスーパーで注文した商品を、指定した場所に置いておけるサービスです。温度帯ごとに仕分けられた商品は、要冷品には保冷袋に入れられ、折りたたみ式のコンテナに収められた上で届けられます。これは、消費者のニーズに合わせた新しいライフスタイルの実現を目指す取り組みの一環です。
サービス概要
「置き楽」サービスの開始日は2025年5月28日です。対象となるエリアは、東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県の8都府県で、約1,800棟のオートロックマンションが対応しています(2025年5月27日現在)。このサービスを利用するためには、初回利用時に申請と一緒に、配達場所の見学が必要です。
セキュリティ面への配慮
特に注目すべきは、株式会社ライナフの「スマート置き配」システムの活用です。この仕組みにより、スマートロック技術を用いてオートロックマンションの共用エントランスの解錠が可能になります。認証を受けた配達員だけがアクセスできるため、商品が不正に持ち去られるリスクも大幅に低減されます。解錠履歴は全て記録され、その情報はリアルタイムで監視されるので、安心して利用できます。
今後の展開
今後、「置き楽」サービスはさらに拡充される可能性もあります。顧客のライフスタイルに寄り添ったサービスとして、イオンネットスーパーのブランド価値を高めていくでしょう。また、注文からお届けまでのプロセスもよりスムーズにし、顧客満足度の向上を図る考えです。
イオンネットスーパーのこの革新的な取り組みにより、ネットショッピングの利便性とオートロックマンションのセキュリティが両立し、安全に快適に利用できる環境が実現します。今後もさらなる展開に期待が持てます。