株式会社ヘンリー、デジタル庁の病院情報システム刷新に参加決定

1. 参画の意義

株式会社ヘンリーは、ビジネスを通じて社会課題の解決に取り組む企業として知られています。その中で、現在進行中のデジタル庁が実施する病院情報システムの刷新に関する協議会に参画することは、大きな意義を持ちます。新型コロナウイルス感染症の影響や超高齢化社会の進展に伴い、医療現場では迅速かつ柔軟に対応する必要性が高まっています。ヘンリーのような企業が、この取り組みに参加することで、より良い医療サービスの構築につながると期待されます。

2. 病院情報システムの現状

厚生労働省が指導するように、現行の病院情報システムはオンプレミス型が主流です。この方式では、システムの更新が進まず、電子カルテやレセコンの利用に制約があり、業務効率が低下する要因ともなっています。一方、デジタル庁が推進するクラウドネイティブなシステムへの移行は、こうした課題を解決する鍵となります。2025年度には新たなシステムが標準化される予定です。

3. ヘンリーのクラウド型電子カルテ「Henry」

ヘンリーが提供するクラウド型電子カルテ「Henry」は、新たな医療の在り方を示しています。本システムは、シンプルかつ直感的に操作できる設計で、医療従事者が負担なく使えることを目指しています。また、30年以上も新たなシステムが登場しなかった中、ヘンリーはゼロから業務を見直し、病院特有の複雑なニーズにも応える形で新たなシステムを開発しました。このように、ヘンリーは医療のデジタル化の最前線を行っています。

4. 協議会への参画による期待

新たに参画した協議会では、国が示す標準仕様をもとに、参加企業がそれぞれのアイデアや技術を持ち寄り、新しい病院情報システムの創出に繋げることが目指されています。また、ヘンリーは既に電子カルテの標準型α版開発に関与しており、これまでの経験を活かしてさらなる改善を図る意向を示しています。

5. 社会への貢献

ヘンリーの理念には、「社会課題を解決しつづけ、より良い世界をつくる」というビジョンが根付いています。特に、日本が直面する高齢化の問題に対して、持続可能な社会保障の仕組みを整えることが急務です。ヘンリーは、この取り組みを通じて、未来の医療の質を向上させることに貢献しています。デジタル庁との連携を強化し、オープンな医療DX基盤の構築に寄与することで、全国の医療機関に質の高い医療を提供する仕組みを構築しようとしています。