QO株式会社の60周年プロジェクト
QO株式会社は、創立60周年を祝い、新たな取り組みを発表しました。このプロジェクトは「正しさ」と「やさしさ」をテーマにしたもので、これまでの感謝の気持ちを表現するために様々なアイデアが展開されています。特に注目してほしいのは、今回のプロジェクトの複数のコンテンツです。これにより、生活者や企業、社会全体に向けたメッセージを届けていくことを目指しています。
具体的な取り組み内容
今回、QOは「どうぞ企画」というキャンペーンを立ち上げました。この企画は4つのセクションから成り立っており、各テーマは以下の通りです。
1.
持論調査編: 生活者が持つ個々の持論について調査し、世間での共感度を探るもの。これを通じて、自身の意見を公にする機会を提供します。
2.
声文(こえぶみ)編: 消費者と企業の架け橋となるべく、生活者の声を集めて企業に届ける取り組みです。感謝のエピソードを中心に紹介する記事も公開されます。
3.
正しいだけじゃダメでした編: リサーチを通じて、「正しさ」の変遷を考察。ゲストには、批評家の宇野常寛氏を迎えたポッドキャストも配信され、現代の「正しさ」について深堀りします。
4.
やさしさってむずかしい編: ジョンソンともゆき氏の描き下ろし漫画「やさむず」を含む、やさしさの形や受け取り方に関する大調査を実施。現代人が感じる「やさしさ」に関する意識を探ります。
「正しさ」のポッドキャストと調査
特に注目すべきは、第三弾の「正しいだけじゃダメでした編**です。このコンテンツでは、宇野常寛氏をゲストに迎え、現代における「正しさ」を再考察しています。このポッドキャストは全4回にわたって配信される予定であり、生活者意識調査の内容をもとに「正しさ」の変化を議論します。
また、調査結果からは「情報の正しさ」に対する意識の高まりが伺えます。多くの人々が「情報が正しいかどうかを気にかける」と認識していますが、一方で、リテラシーがある自信を持つ人は少なく、それと理想とのギャップが浮かび上がります。特に、高い数値を示す「納得できること」や「分かりやすさ」といった要素が、情報の信頼性に重要であることも明らかになっています。
やさしさ大調査と漫画「やさむず」
第四弾では、生活者1万人に向けて行った「やさしさ大調査」の結果が公開されました。この調査によると、65.2%の参与者が「やさしさを発揮するのが難しい」と感じていることが分かりました。やさしさの概念に関して、特に人間関係を気にするあまり本音を言いづらいという点や、相手がどう受け取るかを考慮することに苦労していることが明らかになり、現代の生活者にとっての「やさしさ」は複雑なテーマになっているようです。
さらに、ジョンソンともゆき氏によるオリジナル漫画「やさむず」を通じて、やさしさの様々な側面が展現されています。この漫画は、相手とのすれ違いや誤解を表現しつつ、やさしさの重要性を訴えています。特設サイトからは、漫画の閲覧も可能です。
未来のやさしさに向けた展望
QO株式会社は、今回の取り組みを通じて、現代の「やさしさの難しさ」を深く理解し、今後「未来のやさしさ」を考察する予定です。このような研究結果をもとに、「やさしさをもっと容易にする」ための提言を順次発表していくことを目指しています。
今後の展開にも注目していきたいところです。
詳しい内容は特設サイトをご覧ください。