再生プラスチックのCO2削減
2025-03-03 14:31:02

レコテック、再生プラスチックのCO2削減効果を最大76%達成

レコテック社員が意気込む環境への取り組み



レコテック株式会社は、環境省のモデル事業に採択され、一次データを基に、再生プラスチックの“pool resin”とその配合資材のカーボンフットプリント(CFP)を算定しました。この取り組みの結果、pool resinが最大76%のCO2削減効果を持つことが確認されました。

環境省のモデル事業について



我が国では、「地域脱炭素ロードマップ」に基づき、国民が環境に優しい製品・サービスを選ぶ社会の実現を目指しています。その中で、企業が自社の製品のCFPを算定し、消費者に正確な情報を届けることが不可欠です。環境省は、CFPの算定・表示を通じてビジネス成長を促進しつつ、排出削減に貢献できる企業を育成するために2022年度からこのモデル事業を実施し、レコテックもその活用企業の一つとして名を連ねています。

pool resinとその削減効果



レコテックのpool resinは、再生プラスチックを使用した新しい材料です。今回の算定では、pool resinのライフサイクル全体を考慮し、CO2排出量が1kgあたり1.35kg-CO2eであることが明らかになりました。そして、LDPE樹脂と比べて最大76%の削減効果が実現できることが示されました。

また、pool resinを用いて製造した気泡緩衝材においても、最大46%のCO2削減効果が確認されており、これはLDPE樹脂を100%使用した製品との比較で得られた数値です。これらのデータは、使用済みプラスチックの焼却回避効果を考慮に入れた結果でもあります。

算定のプロセス



このCFP算定の重要なステップは、一次データの収集でした。レコテックは、使用済みプラスチックの回収、再生プラスチックの製造、および製品の生産に関与する各協力先からデータを集め、ボストンコンサルティンググループや検証機関のアドバイスを受けつつ、ISO14067:2018に則った算定を実施しました。

今後の展開



レコテックは、物流の効率化や再生可能エネルギーの導入を進め、pool resinとその関連製品のさらなるCFP削減を目指しています。また、このモデル事業で得た知見を活かし、poolシステムを用いたCFPの精度向上にも取り組む意向です。

このような取り組みを続けることで、レコテックは環境への負荷を削減し、持続可能な社会の実現に貢献していくことを目指しています。今後も株式会社レコテックの動向に注目していきたいところです。


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会社情報

会社名
レコテック株式会社
住所
東京都千代田区九段南1-5-6りそな九段ビル5階KSフロア
電話番号
050-5433-8035

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