花王の「職場のロリエ」が500社への導入を達成!
花王株式会社が展開する生理用品ブランド「ロリエ」が進める、日本初の「職場のロリエ」プロジェクトの導入企業数が500社を超えました。このプロジェクトは、生理が突然始まった際にも安心して働ける環境を整えることを目的としており、2022年にスタートしました。オフィスだけでなく、工場や建設現場など多様な職場で広がりを見せており、多くの企業に共感を得ています。
背景と目的
生理に関する理解がまだまだ不足する海水環境の中、花王は「職場のロリエ」を通じて、生理に対する偏見や困りごとの解消を進めています。具体的には、トイレットペーパーと同じように、職場のトイレにナプキンを備品として設置することを推進。これにより、突然の生理に備えた安心感を提供し、より快適な働き方を実現します。
企業からの反響
すでに導入した企業からはさまざまなポジティブな声が寄せられています。アツギ株式会社では、「職場のロリエ」の導入時に、『あって良かった』『助かった』という社員の声が多く、急な事態に備えられる環境の重要性が評価されています。
また、株式会社大林組では、実施したテスト導入期間において、社員の9割以上が継続希望の声を上げており、『安心して働けるようになった』という反響が印象的だったといいます。建設現場で働く女性社員からは、ナプキンの設置により、事務所に戻る手間や不安が解消されたとの声も上がりました。
さらに、株式会社湖池屋では、生理初期にナプキンの取り扱いが不安であった社内の意識改革も進んでおり、社員が生理に対する理解を深めるきっかけとなったと報告されています。
2025年からの新たな取り組み
花王では、2025年5月からが、職場のロリエの専用BOXをより環境に配慮した素材にリニューアルする計画も発表。これは、花王のサニタリー製品の製造過程で生じる端材を活用した取り組みであり、持続可能な環境への配慮を強化する姿勢を示しています。
「職場のロリエ」は単なる生理用品の提供にとどまらず、企業の福利厚生の一環として大きな意味を持ちます。導入企業が多様な現場で快適な労働環境を整える一助となっているのは間違いありません。これからもさらなる普及を目指し、すべての人が生理に関して理解しやすい社会の実現を目指していくでしょう。
まとめ
「職場のロリエ」の活動は、生理に対しての理解を深め、生理を迎える多くの女性が快適に働ける環境を作るための重要な一歩となっています。導入企業の声を通じて、職場環境の改善は確実に進んでおり、今後のさらなる広がりにも注目が集まります。花王は「職場のロリエ」の活動を通じ、更なる企業と連携し、生理に関する認知度の向上と働きやすい環境づくりを進めていきます。
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