泊小学校の海学習
2024-10-03 23:13:43

泊小学校の児童が小浜港で海の生き物を学ぶ特別な体験

2024年9月25日、水曜日、鳥取県の小浜港で泊小学校の3年生を対象に、海の生き物について学ぶ特別なプログラムが行われました。これは「泊の海の生き物と環境を見て・触れて・学ぼう」というテーマのもと、子供たちに地元の海の生態系について学んでもらうことを目的とした学習イベントです。主催は鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会で、児童たちは24名と教職員3名が参加しました。

イベントでは、子供たちが藻場について事前に学んだ知識を活かし、実際に海藻や生き物を手に取り観察しました。古田事務局長による解説を交えながら、藻場の重要性について質問する姿はとても熱心でした。「藻場が二酸化炭素を吸収する」という答えに対し教師たちも驚きの声を上げました。

藻場は生物の生息地として非常に重要な役割を果たしています。魚の卵を産む場所や隠れ場所、さらには食物源ともなる藻場は、豊かな海を支える基本的な環境です。児童たちはこの日、波打ち際で多様な生き物を観察し、たくさんの質問を投げかけました。「海の中にいないの?」という問いには、「えらがないから海の中には入れないんだ」という答えが返ってきました。

さらに、実際に採集した生き物を観察する過程で、古田事務局長が投網を使って藻場に生息する生き物を捕まえました。これには児童たちも興奮し、手に取って触れることができるタッチング水槽も用意され、さまざまな生き物に直接触れて学ぶことができました。美しいブルーのソラスズメダイやヘビギンポなどの生き物たちもお目見えし、子供たちの興味を引きました。

プログラムの締めとして、古田事務局長は泊でのムラサキウニの秋蓄養についても言及し、児童たちとの再会を約束しました。彼らは学校給食を通じて、ウニなどの生き物に再び出会うことになります。こうした体験は、子供たちが豊かな海の環境や藻場消失の現状を五感で学ぶための貴重な機会となります。

参加した児童の感想も印象的でした。「カエルウオが可愛い、たくさんの生き物を見られて楽しかった」という声や、「泊の海にまた来たい」といった感情が伝わってきました。

この活動は、鳥取県栽培漁業協会をはじめとするさまざまな団体が協力して行っています。藻場の衰退に対する意識を高め、地域社会と共に豊かな海を再生するために努力しています。このようなプログラムを通じて、次世代に海の大切さを伝える取り組みは、非常に価値のあるものといえるでしょう。

日本財団「海と日本プロジェクト」もこの取り組みを支援しており、全国で進む環境問題に対する子どもたちの意識を高める活動を推進しています。海が私たちの生活に与える影響や、その美しさを引き継いでいくための取り組みは、多くの市民にとって心の安らぎと共感を呼び起こすものです。


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海と日本プロジェクト広報事務局
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東京都港区赤坂2-14-4 森崎ビル3階
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