第一カッター興業がAED設置と講習会を実施
第一カッター興業株式会社は、全ての事業所に自動体外式除細動器(AED)を設置し、命を救うための講習会を行う取り組みを発表しました。これは、社会貢献の一環として、同社の従業員が緊急時に迅速に対応できる力を養うことを目的としています。実施は全20回にわたり、各拠点で行われます。
背景と目的
第一カッター興業の従業員の多くは、勤務時間の75%を社外で過ごしています。そのため、同社は社会貢献に対するアプローチを見直し、、街中に増えているAEDの使用を通じて、救命活動に貢献できる人材を育成することが重要と認識しました。この取り組みを通じて、従業員が医療の現場で貢献する機会が生まれると期待されています。
AED設置拠点
AEDは以下の地域に設置されています:神奈川県茅ケ崎市、東京都江東区、千葉県千葉市稲毛区、埼玉県さいたま市岩槻区、茨城県水戸市、栃木県栃木市、群馬県高崎市、新潟県新潟市西浦区、宮城県仙台市宮城野区、北海道北広島市の各事業所に配置されています。
導入したAED
導入されたAEDは、日本光電工業株式会社の「AED-3100カルジオライフ」です。この機器は、緊急時において迅速かつ正確に使用できるよう設計されており、多くの命を救う手助けとなるでしょう。
講習内容
講習会では、以下の内容が取り扱われます:
- - 救命の手順:緊急時における基本的な手順を理解します。
- - AEDの使用方法:機器の操作方法や注意事項を学びます。
- - 心肺蘇生法(胸骨圧迫):心臓が停まった際の基本的な救命処置を習得します。
この講習は内勤・外勤の全従業員を対象に行われ、命を守るためのスキルを身につける重要な機会となります。
第一カッター興業概略
第一カッター興業株式会社は1967年に設立され、主に切断・穿孔工事を手掛ける企業です。現在は、ビルメンテナンスやリユース・リサイクル事業にも取り組んでおり、業界のリーディングカンパニーとして存在しています。また、2018年には東京証券取引所一部上場を果たしました。
補修工事や解体作業において特に実績があり、全国で6,000社以上の顧客を抱える信頼のある会社です。環境への負荷低減やカーボンオフセットへの取り組みも行い、社会的責任を果たす姿勢を見せています。
また、従業員の約60%が職人で構成され、日々現場で活躍しています。このように活発に動き回る特性を利用し、同社では万が一にも備えたAED講習を通じて、地域社会への貢献と命の救助に繋がる取り組みを進めています。
最後に
AEDの設置と講習会の実施により、第一カッター興業は従業員の救命能力を高め、地域社会の安全に貢献する姿勢を強化しています。今後もこのような取り組みを継続し、多くの命を守る一助となることが期待されています。