ダイヤル・サービスとヴァンガードスミスの業務提携
ダイヤル・サービス株式会社は、2024年に制定される東京都カスタマー・ハラスメント防止条例に向けて、株式会社ヴァンガードスミスと業務提携契約を結んだことを発表しました。この業務提携により、企業向けのカスハラ対策サービスの提供が強化されます。
業務提携の背景
東京都カスタマー・ハラスメント防止条例は、2025年4月1日に施行される予定で、全国初となる企業向けのカスタマーハラスメントに関する防止条例です。この条例の制定により、企業はハラスメントに対する対策や防止措置が求められています。ダイヤル・サービスとヴァンガードスミスは、両社の理念が共通していることから、業務提携に至りました。
ダイヤル・サービスは「誰もが幸せに暮らせるよりよい社会づくり」を使命に、ヴァンガードスミスは「トラブルを事件にさせない社会」を目指しています。この考え方が、カスタマーハラスメントに対する取り組みにも反映されます。
業務提携の内容
この提携により、2025年1月28日から企業向けカスハラ対策サービスが展開されます。ダイヤル・サービスは、電話相談サービスの長年の経験をもとに、対話力と傾聴力を活かして企業をサポート。この責務に対し、従業員へのメンタルヘルスケアや研修プログラムを提供します。
一方、ヴァンガードスミスは近隣トラブル解決支援サービスを中心に、多くの実績を持っています。特にカスタマーハラスメントに関する深刻化を防ぐアドバイスが期待されます。
ダイヤル・サービスの強み
ダイヤル・サービスは1969年の創業以来、企業や自治体向けにメンタルヘルス相談やハラスメントに関するホットラインサービスを提供してきました。その豊富な経験を通じて、従業員がカスハラの被害に遭った際の支援体制を整えています。具体的には、電話相談窓口や研修プログラムを通じて、問題解決のための教育を行っています。
ヴァンガードスミスの強み
社名の通り、ヴァンガードスミスは「先駆者」として、近隣トラブル解決に力を注いできました。その成果として、8万件を超えるトラブルを解決してきた実績を誇ります。カスタマーハラスメント対策サービス「Pサポ+for Business」を通じて、企業におけるハラスメントの防止策を提供しています。
今後の展望
両社は共同で企業向けカスハラ対策サービスを開発し、2025年度中に販売・サービスの開始を目指しています。この新たなサービスは、企業が安心安全な職場環境を構築するための強力な武器となることでしょう。この取り組みが成功すれば、全国的にカスハラ対策が広がる可能性も期待されます。
会社概要
ダイヤル・サービス株式会社
- - 設立: 1969年5月
- - 所在地: 東京都千代田区九段南1-6-5
- - 事業内容: 電話等による連絡業務代行、相談窓口業務、健康管理サービス提供
- - URL: ダイヤル・サービス
株式会社ヴァンガードスミス
- - 設立: 2015年10月
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門4-3-20
- - 事業内容: トラブル解決支援事業
- - URL: ヴァンガードスミス