震災の記憶を伝える模型
2026-07-29 11:03:30

震災の記憶を伝える市街地模型、陸前高田に常設展示開始

敬愛の念を抱く街の記憶を再現



陸前高田市に、新たに常設展示される「市街地模型」が、地域の震災記憶を伝える重要な役割を担っています。この模型は、東日本大震災以前の街並みを再現したもので、地域住民や訪問者が当時の状況を理解し、震災の教訓を学ぶための教材として活用されています。

市街地模型の概要



市街地模型は、震災前の陸前高田市の街並みを500分の1の縮尺で再現したものです。具体的には、当時の建物や道路、地形が丁寧に再構築されており、立体的に街の姿を観察することができます。この取り組みは、東北工業大学建築学科の有志団体や神戸大学の槻橋研究室、日本大学山中研究室と共同で行われています。展示は2026年7月1日から始まり、訪れるすべての人が無料で見学することが可能です。

震災を経験した世代の思い



震災から15年以上が経過し、直接震災を体験していない若い世代が増えている中で、記憶や教訓をどう伝えるかが課題となっています。この模型が役立つのは、震災を経験した人々の記憶を共有し、過去の生活と地域の歴史を振り返る機会を提供するからです。「あの場所には何があったか」「どのように避難したか」といった具体的な体験談が語られる場としても機能しています。

地域の記憶の継承



市街地模型の制作には、多くの地域住民が関わっています。例えば、2013年や2019年には、「記憶の街ワークショップ」が開催され、合計で約1,669人が参加しました。このような参加型の取り組みを通じて、地域の人々の記憶や体験が模型の制作に反映されています。

無料で見学可能な環境



展示はコワーキングスペース「ヤドカリ」で行われ、地域住民や訪問者が気軽に訪れることができます。平日は9:00から18:00まで見学が可能で、震災前の陸前高田市を知る絶好の機会となっています。模型を見学することで、震災当時の避難行動や地域の状況を学びつつ、防災や減災に対する意識を高めることがねらいです。

地域の相棒、一般社団法人トナリノ



このプロジェクトを支える一般社団法人トナリノは、「地域の相棒」というスローガンを掲げています。過疎地域での「心ゆたかな暮らし」を実現するため、地域の「コレクティブインパクト」を支え、複雑な課題に取り組むシステムチェンジを目指しています。失われた街の復元を進める「失われた街」模型復元プロジェクトは、神戸大学の槻橋研究室が中心となり、街の記憶を次世代へ継承するための重要な活動です。

まとめ



陸前高田の市街地模型は、過去と現在をつなぐ架け橋です。震災の教訓を学ぶための貴重な資料として、そして地域の記憶を語る場として、今後も多くの人が訪れることを期待しています。震災を風化させることなく、未来へつなげるこの取り組みを、ぜひ多くの人に知ってほしいと思います。


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会社情報

会社名
一般社団法人トナリノ
住所
岩手県陸前高田市高田町字大隅93-1
電話番号
0192-47-3287

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