楽天がテクノロジー・エクセレンスアワード2025受賞者を発表

楽天が「エクセレンスアワード2025」を発表



楽天グループは、先日「楽天テクノロジー・エクセレンスアワード2025」の受賞者を決定しました。この賞は、革新的なテクノロジーを通じて社会に貢献した個人や団体を表彰するものです。今回は「AI-nization with U」というテーマのもと、3つのエクセレンス賞が贈られます。

この賞は、人工知能(AI)の進化と、個人に寄り添ったテクノロジーの開発を促進することを目指しています。表彰式は2025年11月15日、楽天が主催する「Rakuten Technology Conference 2025」にて行われる予定です。

受賞者とその功績



江間 有沙氏、工藤 郁子氏、実積 寿也氏



まずは、東京大学の江間有沙准教授、大阪大学の工藤郁子特任准教授、中央大学の実積寿也教授の3名がエクセレンス賞を受賞。彼らは、国際的なAIガバナンスを促進するために重要な役割を果たしました。特に、2023年に行われたG7広島サミットで立ち上げられた「広島AIプロセス」において、AIに関する枠組みの理解や啓発を進めたことで、国際的な議論においても高い評価を受けています。

また、EUのAI法に関するガイドラインの策定に対して日本からの意見をまとめ、倫理的なAI開発の重要性を強調しています。これにより、AIの安全で効果的な利用を促進するための規範形成に貢献しました。

Ampere Computing LLC



次に、Ampere Computing LLCもエクセレンス賞を受賞しました。この企業は、持続可能なクラウドとAIコンピューティングに特化した高性能プロセッサを設計しています。彼らの「Ampere® Systems Builders Program」は、パートナー企業と共に新しい技術とプラットフォームの開発を推進し、価値のある成果を上げています。

特に、彼らのハードウェアプラットフォームは、柔軟性と拡張性に優れ、相互運用性の高い環境を提供しています。

Kotoba Technologies, Inc.



最後に、Kotoba Technologies, Inc.が受賞しました。このスタートアップ企業は、リアルタイム音声処理に特化した生成AI技術を研究開発しています。特に、彼らのSpeech-to-Textモデルは、発話から翻訳までの遅延を1秒未満に抑えるという革新的な技術を持っています。同社はこの技術を活用した翻訳アプリ「同時通訳」をリリースし、シームレスな多言語コミュニケーションを実現しています。

表彰式について



「Rakuten Technology Conference 2025」は、2025年11月15日(土)10:00から18:00まで、楽天クリムゾンハウスにて開催されます。受賞者の表彰式は17:00から行われる予定です。興味がある方は、公式サイトから参加申し込みが可能です。

楽天は今後も、テクノロジーを通じて革新を推進する個人や団体を支援し続ける予定です。知識と創造性をもって未来のテクノロジーを共に築いていきましょう。

会社情報

会社名
楽天グループ株式会社
住所
東京都世田谷区玉川一丁目14番1号楽天クリムゾンハウス
電話番号

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