KOKO HOTELSとホテルウィングインターナショナルの統合
2025年9月以降、ポラリス・ホールディングス株式会社と株式会社ミナシアの両社は、「KOKO HOTELS」と「ホテルウィングインターナショナル」と「テンザホテル」の3つのブランドを統合し、新たに『KOKO HOTELS』としてのスタートを切ります。これは、訪日外国人観光客の増加や日本人観光客の旅行回帰に応じた重要な一歩です。
このブランド統合により、ホテルの理念も新しく再構築されます。「旅をもっと楽しむきっかけが欲しい」という消費者ニーズに応えるため、ブランドのコンセプトは「Here Discovery Begins ──ここから見つける旅を」と宣言され、これに基づく新しい体験を提供することが目標とされています。
統合の背景と観光需要の変化
近年、日本の観光資源への関心が高まっています。国内外の旅行者が日本の文化や自然に魅了される中、地域の知られざる魅力を発見しようとする旅行者が増えています。また、SNSの普及によって、旅行の魅力が瞬時にシェアされ、「行ってみたい」と感じさせる影響力も増しています。これにより、旅は“体験するもの”から“共感され、広がるもの”へと進化しています。
このような時代背景の中、ホテルに求められるのは「泊まるだけではない」体験的な場所です。地域の個性や人々、文化とのふれあいを通じて、豊かな旅を提供する役割が期待されています。訪日外国人旅行者数は増加傾向にあり、リピーターも多くなっています。彼らは新たな発見を求めて日本の地方を訪れ、未発見の魅力を楽しんでいます。
新しいブランドの展望
今回の統合により、KOKO HOTELSは全国63ホテル・9,489室の規模を誇ることになります。また、既存の「KOKO HOTEL」「KOKO HOTEL Premier」「KOKO HOTEL Residence」の3ブランドに加え、新たに「KOKO STAY」が登場します。ブランドの特徴は、ただ泊まるだけでなく、地域の食や文化、人々との出会いを通じて新たな発見を生む「旅の始まり」の場であることです。
もちろん、これに伴いKOKO HOTELSでは、2025年7月からポイントプログラムもスタートしました。新たなロイヤリティプログラムや共通サービスの導入も予定しており、お客様が使いやすく、地域とのつながりを深めるブランドとして進化していくことが目指されています。
ホテルの一例
- - KOKO HOTEL 築地 銀座
- - KOKO HOTEL Premier 熊本
- - KOKO HOTEL Residence 浅草田原町
- - KOKO STAY 千歳
このように、KOKO HOTELSは「ここから見つける旅」をテーマに、心に残る出会いや発見の場を提供し、地域とともに歩んでいくことを目指しています。
ポラリス・ホールディングスとミナシアの紹介
ポラリス・ホールディングスは、国内外で多様なホテルブランドを展開しています。「KOKO HOTEL」や「Best Western」といったグローバルブランドに加え、地方特有のニーズにも精通したホテル展開を行っています。ミナシアとの統合によって、将来的には105店舗・15,487室のホテルが実現される予定です。
訪れる人々にとって心に残る体験を提供することが、このブランド統合の大きな目的です。今後の展開に注目です。