Agnavi社がPentawards2024で「Bronze Award」を受賞
株式会社Agnavi(神奈川県茅ヶ崎市)は、このほど開催された世界最高峰のデザインコンペティション「Pentawards2024」において、日本酒ブランド「Canpai®」がサステナブル部門で「Bronze Award」を獲得しました。この賞は、世界中から集まった2000点以上の作品の中から選ばれたものであり、Agnaviの革新的なパッケージデザインが評価されました。
日本酒の新しい流通モデル
Agnaviは、2030年までに国内農林水産物や食品の輸出額を5兆円にするという政府の目標をサポートし、海外市場での日本酒の輸出強化に取り組んでいます。特に、英国やフランスなどの欧州10か国へ日本酒を輸出しており、日本酒の魅力を世界に広める活動を行っています。
環境への配慮とサステナブルな取り組み
Agnaviは、サステナブルな社会を目指し、環境問題に取り組む責任を果たしています。具体的には、以下のような施策を導入しています:
- - 輸送網の集約化:原材料や資材の仕入れに関して、効率的な輸送体制を構築。
- - UV効果の向上:日本酒のUV100%カットにより、酒質の劣化を抑え、商品の保存性を向上させます。
- - 軽量化の推進:軽量な缶の使用により、流通時の負担を50%削減。
- - 再生可能資材の使用:缶は98%再利用可能で、ラベルは再生紙またはダイレクト印刷を採用。
Canpaiのデザインとコンセプト
日本酒ブランド「Canpai」は、「乾杯」の発音にちなんで名付けられましたが、デザインには遊び心があります。このブランドは、環境への配慮を主眼に置きながら、スタイリッシュかつ手軽に日本酒を楽しむ体験を提供することを目指しています。特に、アルミ缶は高いリサイクル率を誇るため、環境に優しい選択肢です。現在、Canpaiの包装材料の60%以上がリサイクル材料から作られています。
包装デザインの革新
従来、日本酒は瓶で提供されてきましたが、AGnaviはその方式を変えることで、持続可能な流通を実現しようとしています。近年の物流の発展により、長距離輸送が可能となり、瓶のリサイクルが困難になっています。Agnaviはその課題を解決するため、アルミ缶を採用し、日本酒の海外流通を大幅に効率化しています。
サステナブルなビジネスモデル
Agnavi社は、地元の酒蔵と共に日本酒業界のサステナブルな流通構造を改革するためのリーダーシップを発揮しています。すでに100蔵を超える酒蔵と提携しており、日本酒の多様性を広めつつ、地域の文化を守る取り組みを進めています。これにより、国内だけでなく海外でも日本酒の魅力を伝えつつ、新たな市場を創出していくことを目指しています。
会社概要
Agnaviは、持続可能かつ革新的な日本酒ブランドとして、今後もグローバル市場での日本酒の普及を目指してさらなる挑戦を続けることでしょう。