ゴルフ場の新サービス
2025-06-17 10:45:07

ゴルフ場のキャンセル料を自動化する新ソリューションが登場

ゴルフ場のキャンセル料請求業務を効率化する『Payn(ペイン)』



2023年10月、Payn株式会社はゴルフ場向け基幹システム「NT-golf 2.0」を展開する三和システム株式会社とのシステム連携を開始し、キャンセル料の請求および回収業務を自動化する新ソリューションを提供することを発表しました。これにより、業界初となるゴルフ場でのキャンセル対策をさらに強化します。

業界の課題と『Payn』の役割



近年、無断キャンセルやキャンセル料の請求に伴う事務負担が問題視されています。特にゴルフ場、宿泊施設、飲食店等の業界では、予約したお客様が来ない「ノーショー」や未収金のリスクが経営に影響を与えることが少なくありません。Payn株式会社はこういった課題に対応すべく、2022年3月に設立され、その年の10月には『Payn』をリリースしました。このツールは、キャンセル料を請求し、回収する業務を自動化し、事業者の負担を軽減することを目的としています。

システム連携の内容



今回の連携により、三和システムの「NT-golf 2.0」に蓄積された予約データをAPIを通じて『Payn』に自動的に取り込むことが可能になりました。これによって、手動での請求情報の入力が不要になり、請求書作成やメッセージ送信、請求のリマインド、回収業務が自動で行えるようになります。この効率化により、全国のゴルフ場では収益の安定化が図れるとともに、業務のオペレーション負荷も軽減されます。

特許技術の活用



また、このシステム連携は、Payn株式会社が2023年10月に取得した特許技術を活用しています。この技術により、様々な媒体からの予約データの取得がシームレスに行えるようになり、キャンセル料の請求がよりスムーズに実施できるようになります。Paynは宿泊業界や飲食業界など、広範な業界との連携を推進し、キャンセル料金の請求業務の負荷軽減に貢献していく方針です。

ゴルフ場基幹システム『NT-golf 2.0』とは?



三和システムが提供する『NT-golf 2.0』は、ゴルフ場の様々なニーズに応える高い拡張性を持ったシステムです。最新のクラウドモデルと従来のオンプレミスモデルから選択可能で、予約のリマインド機能や同伴者情報の事前登録が可能なSMS配信サービス『NT-SMS』との連携も行えます。これにより、ゴルフ場の業務全般を効率化することが期待されています。

代表者のプロフィール



Payn株式会社の代表取締役CEOである山下恭平氏は、横浜市出身で、ヤフーを経て自身のスタートアップ「Cansell」を設立しました。同社は、宿泊予約の売買サービスを提供し、数億円の資金調達を成功させた実績があります。しかし、2020年のコロナ禍により事業が困難に直面し、最終的に破産。その経験を活かして2022年にPayn株式会社を設立し、新たな挑戦を始めました。

今後の展望



Payn株式会社は、今後もキャンセル料請求業務の自動化を進め、新たな市場を開拓していく予定です。また、様々な業種における顧客管理システムとの連携を強化し、業務の効率化を図ることで、業界全体の成長に寄与することを目指しています。ゴルフ場をはじめとするサービス業界において、これらの取り組みがどのように受け入れられ、効果を発揮していくのか注目されるところです。


画像1

画像2

会社情報

会社名
Payn株式会社
住所
東京都中央区日本橋兜町5-1
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。