未来型デザイン思考の展開
2019-03-18 16:00:17
デンマークのBespoke社と提携し未来型デザイン思考を日本に展開するエンゲージメント・ファースト社の取り組み
未来を創造するデザイン思考の展開
企業と生活者の新しい関係構築を目指すエンゲージメント・ファースト社は、デンマークのBespoke社との業務提携を発表しました。この提携により、Bespoke社が開発した「Futures Design」という未来型のデザイン思考を日本で本格的に展開する計画です。
エンゲージメント・ファースト社の目的
エンゲージメント・ファースト社は、企業と生活者のエンゲージメントを生み出すことに注力してきました。そのため、Bespoke社の「Futures Design」を日本市場向けにカスタマイズし、より多くの企業にその価値を体験してもらうことが主な狙いです。両社の目標は、デザインを通じてより良い社会の実現を共創することにあります。
Futures Designとは
Futures Designは、コペンハーゲンに本拠を置くBespoke社が開発したメソッドです。この手法は、未来の洞察をもとに現状を分析し、それに基づいて顧客体験やコミュニケーション戦略、企業の未来計画を立案します。特徴としては、現状から未来の兆しを捉えて未来を構想し、バックキャスティングにより戦略や製品を考えるアプローチが挙げられます。
日本は多くの社会課題を抱えており、これからますます複雑化すると予測されています。このような背景を踏まえ、未来から逆算する思考が非常に重要になると考えられます。企業やブランドの存在意義や価値を見直すことも、新たな未来を創造する上で欠かせない要素です。
今後の展開
エンゲージメント・ファースト社は、BespokeのFutures Designプログラムを日本で提供する予定です。オープン・プログラムとして「Futures Design Basic Course」と「Futures Design Advanced Course」を、年に2回程度開催し、参加者には独自の知識と技術を持った「Futures Designer」として認定する仕組みを設けます。この資格を持つデザイナーは、自社内でその知識を活かせることができます。
また、Futures Designerとしてのコミュニティも形成し、定期的なワークショップや情報交換を通じてスキル向上を図っていく予定です。さらに、Bespoke社の「Book of Futures」の日本語版も今春に出版される計画です。これにより、年間で100名の新しいFutures Designerを輩出し、企業を超えた共創の場を形成します。
企業側のコメント
Bespoke社の共同創業者Nicolas Arroyo氏は、この業務提携によってデンマークと日本を繋げることができることを喜び、両国の価値観が似ていることを強調しました。一方、エンゲージメント・ファースト社の代表取締役、原裕氏もデンマークの高い幸福度とイノベーション力を挙げ、他国との協力・共創を通じて未来を切り開いていけると期待を寄せています。
まとめ
エンゲージメント・ファースト社とBespoke社の提携は、デザインを通じた社会的な課題解決への新しいアプローチを提供します。未来型のデザイン思考を導入することで、日本における企業と生活者の関係がどのように変化していくのか、今後の活動から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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株式会社エンゲージメント・ファースト
- 住所
- 東京都中央区晴海1-8-10晴海アイランド トリトンスクエアオフィスタワーX 37階
- 電話番号
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