キンキ道路が新たに導入した「The CARE」
大阪を本拠地に置くキンキ道路株式会社が、従業員支援プログラム「The CARE」を2024年8月1日から導入することを発表しました。このプログラムは、株式会社With Midwifeによって提供され、従業員やその家族も相談できる体制を整えています。これは、従業員が抱える仕事や家庭の問題について、同じ専門の医療従事者に相談できることで、より効果的なサポートを受けられることを目的としています。
導入の背景と目的
近年、キンキ道路では女性社員の増加が顕著であり、女性特有の悩みや育児、キャリアとの両立に対するサポートが求められていました。このため、The CAREは常時女性医療専門家がサポートできる体制を築くことを重視しています。そして、プライベートに関する悩みも解決できる場所を提供することにより、業務に集中できる環境を整えることが重要だと考えています。
また、社内のコミュニケーション改善にも力を入れており、組織としての思いやりのあるコミュニケーションを促進し、協力体制を強化することを目指しています。The CAREでは、社員向けにコミュニケーション改善セミナーを開催し、社内のハラスメント防止にも取り組む計画です。
様々な悩みに応える「The CARE」
従業員家庭のサポートに特化したこのプログラムでは、81名の従業員とその家族が利用でき、看護師・助産師・保健師の資格を持つ医療専門家が24時間体制で寄り添います。専用アプリを通じて、チャットやテレビ電話で匿名相談が可能で、健康情報や育児サポートプログラムも利用できます。
幅広いサポート体制
「The CARE」では、社員のライフイベントに関する悩みから、プライベートの問題まで、様々な相談に応じます。従業員がプライベートの悩みを職場で相談しにくい状況を考慮し、外部相談窓口を設けていることが特徴です。
代表取締役の甲藤聖二氏は、「路線建設業務に助産師の存在は一見懐疑的に思えるかもしれないが、女性社員の増加を背景に、その必要性を強く感じた」と語ります。彼は、従業員が安心して働ける環境を提供するためにThe CAREの導入を決めました。
「The CARE」の特長
「The CARE」は、以下のような特長があります。
1.
幅広い専門性
国家資格を持つ専門家が従業員やその家族のさまざまな問題を支援します。
2.
24時間365日利用可能
専用アプリでいつでもどこでも相談ができ、匿名性も確保されています。
3.
企業視点を兼ね備えたサービス
従業員の健康に寄与するだけでなく、相談者の声を企業にフィードバックし改善策を考案します。
まとめ
キンキ道路株式会社は、「The CARE」の導入を通じて、建設業界の労働環境を改善し、従業員が安心して働ける職場を目指しています。今後も健康経営優良企業としての地位を確立するとともに、社員の幅広い成長機会を提供することを目指しています。
大阪での取り組みを通じて、地域社会への貢献も期待されるこのプログラムは、今後の展開が注目されるところです。