食の未来を考える共同研究プロジェクトが始動
神奈川大学の国際経営研究所と横浜みなとみらい学センターは、2025年から2035年を見据えた新たな共同研究プロジェクトを発表しました。このプロジェクトは、食の持続可能性とその未来をテーマに、産官学民が一体となって研究を進めます。特に、三菱食品株式会社の協力を得て、より実践的かつ多角的なアプローチで課題解決を目指します。
プロジェクトの目的
このプロジェクトは、食業界における持続可能性の課題を明らかにし、2035年の未来図を描くことを目的としています。参加企業は、メーカーや卸、小売、物流、IT関連企業など多岐にわたり、サプライチェーン全体を見渡して社会デザインの視点から課題解決に取り組む方針です。
意見交換イベント
プロジェクトのスタートを記念して、2025年6月25日にみなとみらいキャンパスでキックオフイベントが実施されます。このイベントでは、10年後の食の持続可能性についての意見交換や討論が行われる予定で、参加する企業も多彩です。
研究の進行方法
このプロジェクトは、3つのフェーズに分かれています。第1期は、2025年から2026年にかけて「食とサステナビリティ」のテーマについて各社が意見を交わし、優先課題を検討します。
第2期の検討
2026年にはみなとみらい地区での実証実験が行われ、それを通じてリアルなデータを収集しつつ、どのような具体的取り組みが可能かを考えていきます。最終的には2028年に成果をまとめ、論文や書籍の出版を計画しています。
参加企業の顔ぶれ
このプロジェクトには、三菱食品や東急、スーパーサンシなど、業界の重要企業が参加。具体的には、事例をもとに食の持続可能性について意見交換を行い、実際の経営活動にどのように活かすかを議論します。
総括
神奈川大学の挑戦は、食の持続可能性を考える上で新たな視点を提供します。若い世代を中心に、持続可能な社会の実現に向けた意識の醸成が期待されます。具体的な施策が実行されることで、横浜みなとみらい地区だけでなく、全国の食品業界にも良い影響を与えることでしょう。今後の展開が楽しみです。