沖縄発の電動モビリティ、イメイドが資金調達を実施
株式会社イメイド(代表取締役:伊口明高)が、2024年10月31日に新株予約権発行を通じて2,200万円の資金調達を行ったことが報じられました。沖縄県うるま市を拠点にするこの電動モビリティ製造メーカーは、個人投資家8名を引受先としてシードラウンドのファーストステージを完了しました。
イメイドの事業展開
イメイドは沖縄県内で唯一の電動モビリティ製造メーカーとして、多様なカスタムカートの開発・製作・メンテナンスを行っています。また、電気自動車に関連する技術の開発受託も行っていることから、その技術力には定評があります。
特に注目すべきは、2024年9月末に初納車された8人乗りEVカート「CV-8」です。この車両は、デザインからナンバー取得まで全て沖縄内で行われた、まさに「メイドイン沖縄」の製品であり、地域の技術力とデザインを結集した一台です。
「CV-8」はグリーンスローモビリティに分類される車両であり、その持続可能な交通手段としての利用が期待されています。
拡大する販路
イメイドは今後もシードラウンドでの資金調達を続けると共に、沖縄県内だけでなく、沖縄県外や海外市場へと事業を拡大していく考えを示しています。すでに「CV-8」は宇都宮市大谷地区に納入されており、今後は沖縄県内の離島への納入も決定しています加えて、大型観光施設での活用についても多くの問い合わせを受けている状況です。
このような展開は、電動モビリティの普及と地域の活性化に寄与することが期待されます。
CV-8の特徴
「CV-8」の具体的なスペックは以下の通りです:
- - 全長:3,880mm
- - 全幅:1,440mm
- - 全高:1,980mm
- - 車両重量:750kg
- - 乗車定員:8人
- - 搭載バッテリー:リチウムイオンバッテリー
- - ナンバー登録:小型自動車(グリーンスローモビリティ)
これらの特性により、CV-8はさまざまな場所での利用が想定されており、観光地などでの需要増加が期待されています。
まとめ
株式会社イメイドは、沖縄県の地場産業としての特色を生かし、持続可能な電動モビリティの普及に努めています。今後の更なる成長と、沖縄県内外での事業展開に大いに期待が寄せられています。