RightScaleがWindows Azureをサポート
2012年6月6日、カリフォルニア州サンタバーバラに拠点を置くRightScale Inc.は、Windows Azureへのサポートを公式に発表しました。これにより、ユーザーはRightScaleを通じてAzureの機能を効果的に利用できるようになります。
RightScaleは、企業がパブリッククラウドを選ぶ際の重要な選択肢として、Windows Azureをプライベートベータ版として展開。これを利用したお客様は、RightScaleにおける自動化や動的コンフィギュレーションを駆使して、ワークロードを容易にAzureへと配置できるようになります。
Windows AzureとRightScaleの統合により得られる利点
RightScaleとWindows Azureを組み合わせることで、IT部門や開発者はスムーズなクラウド環境の運用が可能となるでしょう。これにより作業効率が大幅に向上し、管理の手間も削減されます。また、RightScaleはWindows Azure向けにあらかじめ構築されたServerTemplatesや自動化機能を提供。これにより、ユーザーは新たに設計をすることなく、既存のテンプレートを活用しながら作業を進めることが可能です。
さらに、RightScaleはWindowsおよびLinuxの両OSをしっかりとサポート。これにより、3-Tierシステムという革新的なアーキテクチャを実現します。特に注目すべきは、.NETデプロイメントが提供する自動スケーリング機能。アプリケーション固有のカスタムメトリクスを活用することで、リアルタイムでのリソース調整が可能となります。
マルチクラウド環境の実現
さらに、RightScaleのMultiCloud Marketplaceを通じて、お客様はISVやSIパートナーが制作した構築済みのServerTemplatesやスクリプトにアクセスすることができます。これらは全てカスタマイズ可能で、幅広いソリューションを提供します。
RightScaleは、以前から冗長ミラー構成のSQL Serverをサポートするなど、Microsoft Windowsのアプリケーションに強みを持っています。これにより、お客様は多様なニーズに合わせたクラウド環境を整えることができます。
Microsoftからの支持
MicrosoftのサーバーおよびツールビジネスのディレクターであるHelene Love Snell氏は「RightScaleがWindows Azureのためのクラウド管理ソリューションを提供することに期待しています」と語りました。お客様はRightScaleの豊富なカスタマイズ機能を駆使し、柔軟なWindows Azure環境を活用できるとのこと。
RightScaleのCEO、Michael Crandell氏も、Azureへの移行がスムーズであり、企業ごとのニーズに応じたソリューションを提供できる点に自信を示しています。
グローバルマネジメントによる高可用性
さらに、RightScaleはWindows Azureが提供する6つの地域でグローバルマネジメントを提供しており、これによりお客様は地域を超えた高可用性とディザスタリカバリを実現しています。
最後に、RightScaleはプライベートクラウドとWindows Azureのパブリッククラウド環境を統合して、マルチクラウド環境の管理を簡素化するビューを提供しております。詳細な情報やプライベートベータ版へのアクセスは、
RightScale公式サイトまたは日本支社(
[email protected])までお問い合わせください。
RightScaleとは
RightScaleは、様々なクラウド環境においてビジネスクリティカルなアプリケーションを展開・管理するためのSaaS型クラウド管理ツールを提供する企業です。2006年の設立以来、数百万台のサーバーを運用し、AP通信やZyngaなどの主要企業に利用されています。RightScaleは、効率的なコンフィギュレーションとガバナンスを提供し、今後も進化し続けます。