阪南大学の留学生が体験した「防災メタバース」
2025年4月12日、大阪市にある「Hero Egg」で、阪南大学の留学生を対象にした防災教育プログラム「防災メタバース」が実施されました。これは、株式会社Meta Heroesが手掛ける次世代型教育施設で行われた特別なイベントです。外国人留学生たちが災害時の行動について、学びながら楽しむことができる内容になっています。
防災メタバースとは?
この教育プログラムは、メタバース空間を用いた新しい防災教育で、世界中に6500万人のユーザーを持つ「Fortnite」というゲームプラットフォームを活用しています。参加者は、映画『少年と犬』に出てくる犬「多聞」と一緒に、防災に関するクイズに参加。二者択一の形式で、リアルな災害発生時に必要な判断力を養うことができました。
プログラムを体験した留学生は、次のように感想を述べています。
- - 「初めて日本の防災について詳しく知りました。災害が起きても、少し自信がついた気がします。」
- - 「ゲーム形式なので、自然と内容が頭に入りました。」
このように、参加者からは教育効果の高さが多く確認されています。
入室するには?
このプログラムの特性を活かし、参加者は自らのデバイスにFortniteをインストールし、指定されたマップリンクを通じて入室します。Nintendo Switch、PS4/5、Xbox、PCに対応しており、多くの人々が参加できる環境が整っています。
マップコードは6022-4244-3442です。
外国人留学生向け防災教育
海外からの留学生にとって、日本での生活は異なる文化や言語に直面する場面が少なくありません。特に、災害時の知識を持つことは、安全に生活する上で非常に重要です。Meta Heroesは、その課題にフォーカスし、誰でも参加できる防災教育を提供しています。
大阪市浪速区のHero Eggを拠点に、国籍や年齢にかかわらず、多様な学びの場を推進しています。この取り組みは、日本で生活する外国人が安全な生活を送るための手助けとなるでしょう。
Hero Eggについて
Hero Eggは、XR(拡張現実)やAIを学べる教育施設として、2024年に設立される予定です。大阪の繁華街なんばに位置し、子供から大人までが共に学べる環境を提供します。ゲームやAI体験型プログラム、セミナー、ワークショップを行い、未来を担う人材の育成を目指しています。無償の教育機会を通じて、誰もが最先端技術に触れ、学ぶことができる場を創出しています。
メタ英会話:新しい英語学習サービス
また、Meta Heroesが運営する「メタ英会話」は、メタバース空間で英語を楽しく学べるサービスです。顔出し不要のオンラインレッスンで、実践的な英会話を楽しく学ぶことが可能。これにより、引きこもりや不登校の子どもたちにも希望の光を提供しています。今後も、子どもたちや外国人まで幅広い層に向けたサービスを提供していく予定です。
株式会社Meta Heroes
Meta Heroesは、教育分野のDXを目指し、地域の課題解決に取り組むホールディングス企業です。メタバースやAIを通じた新しい学びを提供し、未来の「ヒーロー」を育成する活動に尽力しています。また、災害教育や社会課題解決のための取り組みも行っており、今後も多岐にわたるプログラムを展開する予定です。
大阪での新たな試みとともに、留学生が安心して生活するための知識を学べる機会が増えることを期待しています。