台北ナビ、日本に事務所を開設し台湾情報発信を強化

台湾観光の情報拠点、「台北ナビ」が日本に進出

台湾を訪れる日本人旅行者のための情報を提供しているポータルサイト「台北ナビ」が、日本初の事務所を東京都内に設立しました。この新たな拠点は、台湾に関する情報の収集と発信を行うことを目的としており、台湾情報のさらなる充実を図っています。台北ナビは元々、台湾の現地情報を発信する日本語ブログからスタートし、12年前に法人化されて以降、旅行代理店としての役割も果たしてきました。

事務所開設の背景

台北ナビの王総経理によると、日本に事務所を開設する狙いは以下の点にあります。まず、日本国内での台湾情報の収集を強化し、旅行者が台湾を訪れる前に求める具体的な情報を把握することで、日本人視点からのより良いサービス提供を実現することです。また、台湾企業が日本に進出する際のサポートを行う法人向けサービスも充実させていく方針です。

具体的な活動内容

台北ナビは、今後日本各地で台湾に関連したイベントを積極的に開催する予定です。例えば、過去に行った「パイナップルケーキ選手権」などのユニークなイベントの他に、台湾での生活や文化を紹介するトークイベントを企画しています。これにより、日本人に台湾の良さを伝え、興味を引き起こすことを狙っています。

ビジネスの拡大

さらに台北ナビは、BOPOMOFO社との提携を通じて、企業向けサービスも展開する予定です。これは、台湾企業の日本進出を支援するため、日本市場に関する情報を提供したり、双方のビジネス交流を促進するためのイベントを開催することを指しています。具体的には、日本企業への台湾情報の提供や現地調査の実施も行うとのことです。

日本の拠点としての役割

台北ナビの東京オフィスは、BOPOMOFOが運営するシェアオフィス「Match Office」に設置されており、台湾文化や観光に対する関心を持つ日本の企業との連携も図るとしています。このオフィスでは、日本語による相談やイベント開催に関する要望にも対応することで、台湾と日本の架け橋となる役割を果たす予定です。