共創アートの受賞
2024-09-19 11:34:30

特別支援学校と共創したアートワークショップが受賞した教育の新しい形

特別支援学校との共創アートワークショップが受賞



特定非営利活動法人チア・アートが主催した共創アートワークショップが、2023年6月に行われた「みんなでつくろう!千人おどり」で、全国的に名誉ある「第18回キッズデザイン賞」において「キッズデザイン協議会会長賞」を受賞しました。このワークショップは、茨城県立下妻特別支援学校の創立50周年記念事業として開催され、地域の子どもたちが協力し合いながら作品を制作するという新しい試みを実現しました。

共同制作の魅力



ワークショップには、特別支援学校の生徒と下妻市内の小・中・高校生を含む合計185名が参加しました。参加者たちは、地域で愛されている「千人おどり」をテーマに、チームを組んで一つの大きな布に「踊る人」の絵を描きました。障がいを持った子どもたちとともに創作活動を行う中で、どのように楽しみながら描けるかを考えながら、さまざまな絵具や道具を使って各チームが思いを形にしました。

このプロジェクトには、総勢55名のボランティアが参加し、指導やサポートを行いました。医療、福祉、教育、芸術の分野から集まった知識と経験を活かし、地域に根ざしたアート体験が展開されました。

インクルーシブ教育の実現



キッズデザイン賞の受賞理由として、地域の人々がインクルーシブ教育を実践し、子どもたちの理解を深めた点が挙げられています。このワークショップは、子どもたちが協力し、さまざまな経験を通じて相手を理解し合う良い機会となりました。参加者の声からも、緊張感がなく、自分らしく活動できたことが伺えます。特に、ボランティアや教員の温かいサポートが心の架け橋となり、多様な人々とのつながりを育んだとの感想が寄せられました。

キッズデザイン賞について



キッズデザイン賞は、「子どもたちが安全に暮らす」「感性や創造性豊かに育つ」「子育てしやすい社会をつくる」という観点から、製品やサービス、活動の中から優れたものを選定することを目的として2007年に設立されました。この取り組みを通じて、より多くの人々に障がい者の理解を促進し、共生社会の重要性を広めることが求められています。

今回のワークショップが入賞した背景には、地域や教育の枠を超えた多様な参加者が集い、共に学び合う姿勢がありました。アートを通じて生まれた絆は、地域の一員として、貴重な経験をもたらしました。

今後の展望



チア・アートは、今後も医療や福祉の現場で活動を続け、アートやデザインを通じてより多くの人々に感動と理解を広めることを目指します。受賞に際し発表された表彰式では、さらなる交流の機会が提供され、地域のアート活動がより一層進化することが期待されています。これからも、子どもたちが自らの可能性を大いに発揮できる社会の実現に向けて、活動を続けていくことでしょう。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人チア・アート
住所
茨城県つくば市天王台1-1-1筑波大学芸術学系棟
電話番号
090-6475-3954

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