物価高の影響を受けつつもファッション消費意欲が健在
株式会社オンワード樫山(本社:東京都中央区)が実施した「ファッション消費意識に関するアンケート調査」の結果、物価高の中にあっても、多くの人々がファッションへの消費意欲を持ち続けていることが明らかになった。調査対象は全国の20代から70代の男女429名。それぞれの生活者のリアルな声を通して、ファッション消費の動向や傾向を探る。
調査結果の概要
物価上昇の影響が懸念される中で、ファッションに対する支出を「減らした」と答えた人は39.1%に対し、「変わらない」または「増えた」と答えた人は60.9%と、意外にも支出を維持もしくは増加させている層が多数いることが確認された。
また、ファッションへの支出を「もっと使いたいが我慢している」と回答したのは39.4%、さらに「使いたいが、そもそも余裕がない」が22.1%に達し、合わせて61.5%が潜在的な需要を持つことが明らかに。特に、20代の若者や女性層ではこの傾向が顕著であり、充実したファッションライフを求める気持ちが強く感じられる結果となった。
高価格でも選ばれるアイテム
調査では、「値上がりしても買い続けたいアイテム」として、「高品質なアイテム」が34.6%を占め、次いで「好きなブランドのアイテム」が32.7%に上った。これにより、消費者は単なる価格ではなく、品質やブランド価値を重視していることが浮かび上がる。
さらに、ベーシックなアイテムも重視されており、着用頻度が高い商品には支出を惜しまない傾向が見られた。このことから、長く使えるアイテムや自分が愛するブランドに対しては、価格が上昇しても消費者は投資を続ける意向を持っていることが分かる。
節約方法の多様化
また、ファッション消費における節約方法についても興味深い結果が得られた。「購入する点数・頻度を減らす」と答えた人は48.3%と最も多く、次いで「セール・アウトレットを活用する」が39.4%、「1点あたりの価格を抑える」が33.3%と続いた。年代別に見ると、年齢が上がるほど、特に60代以上では購入頻度を減らす意向が高かったが、40代以下の若年層ではセールの利用が多い傾向にあった。
消費意欲の根強さ
以上の調査結果から、物価高が影響する中でも、多くの人がファッションに対する消費意欲を持ち続けていることが明らかになった。特に若年層や女性の間では、ファッションがもたらす自己表現やライフスタイルの重要性が浮き彫りになっている。このような消費者のニーズを受け、企業は今後もファッション提案を進めていく必要があるだろう。
アンケート調査の詳細
本調査は、株式会社オンワード樫山のマーケティンググループが提供するインターネットアンケートを基に実施され、対象者は全国の20代から70代の男女429名と広範囲にわたるデモグラフィックを含んでいる。調査期間は2026年4月16日から行われた。
おわりに
今回の調査結果は、ファッションに対する消費意欲が物価高による影響を受けつつも、依然として高いことを示している。株式会社オンワード樫山では、これらの声を反映させながら、今後の製品開発やサービス改善に努め、消費者に寄り添ったファッション提案を行っていく方針だ。