日越連携でITエンジニア育成:ウィザス、Phuong Dong大学、NiXによる新たな取り組み
株式会社ウィザス、ベトナムのPhuong Dong大学、そしてNiX Educationは、深刻化する日本のIT人材不足問題への対策として、ITエンジニア育成における覚書を締結しました。この協定は、ベトナムの優秀な若者を対象とした実践的な教育プログラムを提供し、日本企業へのスムーズな就職を支援することを目的としています。
調印式の様子
11月に行われた調印式には、ウィザスからグローバル事業カンパニー長の鈴木氏、Phuong Dong大学からは学長のBui Thien Du氏、NiX Educationからは代表取締役のグエン・チョン・ニア氏らが出席し、今後の協力を誓い合いました。
3者の役割
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ウィザス: 日本語教育、日本企業とのマッチング、就労支援を担います。同社はこれまでも、海外からの優秀な人材の受け入れと育成に力を入れており、今回の協定はその取り組みの一環と言えます。
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Phuong Dong大学: ベトナムにおけるIT人材育成の中核を担います。情報通信学部をはじめとした充実した教育体制と、約9000名もの学生を抱える規模は、質の高い人材供給を可能にします。NiX Educationの日本語教育教室も大学内に開設され、実践的な学習環境が整っています。
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NiX Education: プログラムの企画・運営、企業との橋渡し、そして実践的なOJT(On-the-Job Training)の提供を行います。同社は、日本のIT企業が抱える採用難、新人育成の遅れ、外国人活用におけるコミュニケーション課題といった問題を解決すべく、独自の教育サービスを提供しています。
プログラムの特徴
このプログラムは、ベトナムの大学生を対象とした長期実践型リモートインターンシップを含む、実践的な内容となっています。学生は、日本の企業文化や商習慣を学びながら、実践的なスキルを身につけることができます。企業側にとっても、コストを抑えながら、自社ニーズに合った人材を育成できるメリットがあります。
今後の展望
現在、第2期生の募集も開始されており、2026年12月末卒業予定の大学生を対象とした教育プログラムが進行中です。このプログラムを通じて育成された人材が、日本のIT業界に新たな活力を吹き込むことが期待されています。日越両国の協力によるこの取り組みは、グローバルな人材育成の新たなモデルケースとなる可能性を秘めています。
企業概要
株式会社ウィザス
代表者:生駒 富男
住所:大阪府大阪市中央区備後町3丁目6番2号 KFセンタービル4F
URL:https://www.with-us.co.jp/
Phuong Dong大学
HP:https://phuongdong.edu.vn/
NiX Education
代表者:CEO グエン・チョン・ニア
所在地:ハノイ
URL:https://nix-education.com/
* 問い合わせ先:
[email protected]