生成AIを駆使した新サービス「Robot Report AI」正式ローンチ
株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドが、共同開発した生成AIを利用したマーケットレポート作成サービス「Robot Report AI」を正式にスタートさせました。この革新的なサービスは、金融機関で行われる膨大なレポート作成業務の効率化を目指しています。特に投資信託の月次レポートや運用報告書、市況解説など、さまざまなレポートの自動生成が可能です。
背景:レポート作成の現場が直面する課題
金融業界では、法的な開示から販売資料まで幅広いレポート業務が行われています。しかし、実際には多くの担当者が、分析作業に十分な時間を割けず、レポート作成に追われているのが現実です。これに伴い、レポート担当者の労力を軽減し、本来の業務に再び焦点を当てられる環境を提供したいというニーズが高まっていました。
Robot Report AIは、こうした課題を解決し、従業員が重要な分析作業に専念できる体制を構築します。
Robot Report AIの特徴
この新サービスは、以下の2つのポイントで高い実務適合性を実現しています。
1. 一次データの活用による信頼性
Robot Report AIの最大の強みは、同社が保有する多くの一次データを生成AIに直接組み込めることです。国内の株式情報メディア「Kabutan」を通じて得られる最新の株式ニュース、経済指標、企業業績データなどを使い、クローズド環境下でRAG(検索連携)技術を活用することで、正確な情報を生成することが可能です。
2. 「その会社らしさ」を再現する技術
各社独自の文体や表現を再現するため、テンプレートに応じたプロンプトエンジニアリングや過去レポートの学習を行います。外部情報に依存せず、正確なデータを基にしたレポートを自動生成。AI特有の不自然さを軽減し、違和感のない自然な文章を提供します。
PoC(概念実証)の成果
2024年から2025年にかけて、みずほ信託銀行と共同で実施したPoCにおいて、正確な市場分析レポートの作成が実現。作成にかかる時間を大幅に短縮し、社内統制の強化と表現の一貫性を実現しました。これにより、同グループ内でのRobot Report AIの展開が決定されました。
今後の展望
このサービスは、運用会社での利用開始をスタート地点に、対応するレポートの種類をさらに拡充していく方針です。具体的には、以下のような機能追加を計画しています。
- - 投資信託・ETFレポートに加え、個別銘柄レポート、市場コメントや業績サマリーなどを追加予定
- - 多言語対応や販売会社向けの提案トークスクリプト生成など、実務機能の強化
会社概要
株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドは、東京都港区に本社を持ち、2006年に設立されました。「情報の価値を具現化する仕組みを提供する」ことを企業理念に、メディア事業やソリューション事業を展開しています。
本サービスの提供により、金融機関におけるレポート作成業務の効率化に寄与することが期待されています。