ピカリング インターフェースが2025年度の成果を報告
英国クラクトン・オン・シーに本社を置くピカリング インターフェースは、2025年のテスト市場を振り返ると同時に、同年にリリースした新製品と企業のマイルストーンを発表しました。この発表は、今後の事業展開や市場のトレンドを知る貴重な機会となります。
2025年の市場動向
2025年は、世界経済が不安定な状況に直面し、多くの企業が課題を抱えていました。特に北米への輸入品に対する関税の引き上げは、各業界に波及し、製造業全体に不透明感をもたらしました。しかし、ピカリング インターフェースのグローバル・セールスおよびマーケティング部門の責任者、ジョー・ウッドフォード氏によると、「市場は徐々に落ち着きを取り戻し、航空宇宙や研究分野での投資活動が活発になっている」という明るい兆しも見え始めました。
特に、航空宇宙と防衛、eVTOL(電動垂直離着陸機)市場、新興の科学研究分野においては、回復基調が顕著となり、全体的な景気の好転に寄与したといいます。
ピカリングの新製品
ピカリング インターフェースが2025年にリリースした注目すべき新製品には、以下のようなものがあります:
1.
12スロット・フルハイブリッド2Uシャーシ
- 現場で交換可能なコントローラと電源ユニットを搭載したこのシャーシは、従来の4U PXIシステムの設置面積に最大24基の3U PXIモジュールを収容できる優れた設計が施されています。
2.
10ギガビットT1 FIUスイッチ
- 世界初のMEMSベースのスイッチで、最新の車載Ethernet規格の障害試験を低コストで容易に実施することが可能です。
3.
新しい5Aバッテリ・シミュレータ
- 従来の300mAから5Aへと大幅に能力を強化されたバッテリ・シミュレータで、BMS(バッテリ・マネジメント・システム)テストの簡素化と高速化を実現しています。
4.
BRICスイッチ・トポロジー
- 大規模量子コンピューティング研究向けのこのシステムは、多くのクロスポイントをサポートし、高度な接続性と複雑さが求められる未来のアプリケーションにも適応可能です。
展望と今後の計画
2025年後半には、業界全体で回復の兆しが見え、ピカリングの展示会への参加意欲も高まりました。特に、10月には中国オフィスの設立10周年を祝うイベントを行い、中国での事業拡大とカスタマー・サポートへのコミットメントを強調しました。
「2026年にはさらなるパートナーシップの強化を図り、重要な発表も控えています。今後の1年に期待を寄せています」とウッドフォード氏は語りました。
ピカリング インターフェースは、製品に対して標準の3年保証と長期のサポートを行っており、安心して利用できます。詳しい情報は、公式ウェブサイト(https://www.pickeringtest.com/ja-jp/)をご覧ください。
会社概要
ピカリング インターフェースは、モジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーションの設計・製造を専門とする企業で、PXI、LXI、PCIアプリケーション向けに幅広い製品を提供しています。このような製品は、世界中の試験システムに対応し、高い信頼性と価値を誇っています。日本では、アンドールシステムサポート株式会社が総代理店として、幅広い業界に製品とサービスを提供しています。