BlackBerryとインテルが産業オートメーション向け新プラットフォームを発表

産業オートメーションの未来を切り開く新たなプラットフォーム



カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置くBlackBerry Limitedは、インテルとの強力な協業関係を生かし、産業オートメーション向けの新しいソフトウェア定義型機能安全プラットフォームを発表しました。これは、 INDUSTRY 5.0の実現を目指したもので、様々な産業分野でのシステムおよびロボティクスの設計、構築、そして安全認証が可能となります。

近年、製造現場や倉庫においては人と自動化された機械が共に作業する場面が増しており、機能安全(FuSa)の重要性が一段と高まっています。この新しいプラットフォームは、国際規格IEC 61508に準拠しており、安全ライフサイクル要件に確実に対応することができます。これにより、機器製造業者はより安全で信頼性の高いシステムを迅速に開発できるようになります。

BlackBerry QNXの製品戦略を担うGrant Courvilleバイスプレジデントは「このプラットフォームは、IEC 61508 SIL 3を取得うことにより、機器製造業者がシステムの安全性とセキュリティを考慮しつつ、より効率的に開発することに寄与します」と述べています。QNX OSは高いセキュリティと信頼性、そしてリアルタイム性能が特徴であり、産業オートメーションやロボットアプリケーションにおける安全プラットフォームの提供を可能にしました。

技術が進化するにつれ、人と機械が連携する新たな段階への移行が見られ、これに伴って機能安全の重要性も増しています。新たに発表されたプラットフォームは、セーフティ関連のアプリケーション開発をスピードアップし、設計アーキテクチャの効率化を促進します。これにより、安全認証取得やハードウェア冗長化にかかるコストと時間を大幅に削減することが見込まれています。

インテルマニュファクチャリングソリューション担当のシニアディレクター、Ricky Watts氏は「インテルは、QNXと共に高信頼性で安全なソリューションの構築をサポートしてきた実績があります。今回、それを産業オートメーション分野に拡大することで、機器製造業者の認証取得がより迅速かつ低コストで実現可能になります」とのことです。

QNX OSはIEC 61508 SIL 3の安全認証を取得しており、機器製造業者はこの新しいプラットフォームを利用することで、機能安全に対応した産業システムやロボットアプリケーションの構築ができます。このプラットフォームの詳細な技術情報や統合ハードウェアソフトウェア基盤については、2024年11月12日午前11時(米国東部時間)に開催されるBlackBerry QNXとインテルによる共催ウェビナーでさらに詳しく紹介される予定です。

BlackBerryに関する詳細情報や最新ニュースは、BlackBerry.QNX.comをご覧ください。

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BlackBerryは、世界中の企業や政府機関に向けてインテリジェントなセキュリティソフトウェアとサービスを提供しています。そのソリューションは2億5,500万台以上の車載機器に組み込まれています。カナダのウォータールーに本社を構える同社は、AIと機械学習を駆使してサイバーセキュリティ、安全性、データプライバシーの領域で革新的なソリューションを提供しており、エンドポイントのセキュリティ管理や暗号化、組み込みシステムなど多岐にわたる技術領域でリーダーシップを発揮しています。詳細情報は、BlackBerry.comをご覧いただくか、@QNX Newsをフォローしてください。

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