Web3特化型AI情報プラットフォーム『mind palace』が正式登場

Web3への新たなアプローチ

2025年に正式リリースされた、mind palace株式会社のAI情報プラットフォーム「mind palace」は、Web3領域に特化した情報収集の新たなソリューションを提供しています。このサービスは、SNSプラットフォームX（旧Twitter）などから収集した膨大なWeb3関連情報を、AIがリアルタイムで分析し、ユーザーごとに最適化された情報を届けることで知られています。

開発の背景

Web3の急速な発展に伴い、情報量も爆発的に増加しています。その中で投資家やリサーチャーは、有用な情報を見つけ出すことに苦労しています。特にXでは、1日に数万件のクリプト関連の投稿が行われており、専門家でさえ重要な情報を見逃すことが多々あります。mind palaceはそうした課題を解決するために、AI技術を利用し、必要な情報を自動で可視化することを目指しています。

主要機能

1. マーケットニュース機能
この機能は、主要銘柄のニュースや、人気のステーブルコインに関するリアルタイム情報を自動で収集することができ、情報収集の効率を大幅に向上させます。また、今後は各ニュースの信用スコアを付与し、価格変動への影響度を数値化する計画もあります。

2. BROAD LISTENING（ブロードリスニング）機能
AIはSNSやWeb上の情報を駆使し、最新の市場センチメントを最速で収集します。まるでSNSを利用した「世論調査」のように、リアルタイムでトレンドを検出してくれます。

3. Memory Chain（メモリーチェーン）機能
情報発信者のネットワークを可視化し、情報の流通経路を追跡します。この機能により、ユーザーは自分のタイムライン以外の動向も把握することが可能になり、客観的な市場理解を促進します。

4. 未来の信用OS構築を目指す構想
mind palaceは、スコアレス層向けにWeb上の情報を基にした信頼スコアを創出することを目指しています。コミュニティへの貢献やSNS活動、さらにはクリプトでの取引履歴をもとに、若年層や新たな働き方をする人々の金融サービスへのアクセス機会を提供します。

5. マルチチェーン対応
現在はXPR NetworkとAvalancheの2つのチェーンに対応しており、ユーザーが必要とする情報を効率よく拾い上げる仕組みとなっています。

ユーザー参加型のアプローチ

mind palaceは、完成品として提供されるのではなく、ユーザーとの協力を重視しています。フィードバックを受けて機能を改善し、透明性を保つことでコミュニティ主導の開発を進めています。

市場における差別化

mind palaceは、情報収集から知識構築、信用評価に至るまで、ワンストップで提供するという独自の立ち位置を確立しています。このようなAI分析機能を備えたプラットフォームは非常に限られており、従来のWeb3情報サービスとは一線を画しています。

未来の展望

短期的には、AI分析精度の向上に力を入れ、中長期的には新しい情報インフラとしての信用基盤の構築を目指します。ユーザーコミュニティと密接に連携し、Web3の未来を切り開くための新しい情報環境創出に取り組んでいきます。

WebX 2025での発表

mind palaceは、2025年8月25日・26日に東京で開催された「WebX 2025」に登壇し、現役高校生による実演デモも披露しました。この経験を通じて多くの企業からの注目を集め、今後の事業展開に期待が高まります。特に金融機関との建設的な対話が進行しており、さらなる発展が見込まれています。

公式サイトはこちら、サービスURLはこちらです。新たな時代の情報収集ツールとして、mind palaceがもたらす変革にご注目ください。