AIが教育現場を変える!「MITORU」の体験デモがEDIX大阪で登場
2025年6月、教育の未来を変えるAI技術の一環として、教育同人社とRecursiveが共同開発した自動丸付けソフト「MITORU」がインテックス大阪で初めて関西地域の教育関係者に体験できる機会が到来します。このイベント、いわゆる「第8回EDIX(教育 総合展)大阪」は、AIの技術が学校現場にどのように役立つのかを実際に確認できる貴重な場です。
「MITORU」は、児童が手書きで記入した計算ドリルの解答を、AIが自動で丸付けし、教師の負担を大幅に軽減することを目的としています。具体的には、児童が自分自身の端末で手書きした回答を撮影・アップロードすることで、その結果を瞬時にAIが判定します。このシステムは、小学校での個別最適な指導の実現や、児童の自立的な学習を促進するために設計されています。
MITORUの開発背景と目的
教育同人社(東京・豊島区)とRecursive(東京・渋谷区)がタッグを組み、サステナブルな教育を実現するための仕組みとして誕生した「MITORU」。このプログラムは、教師が児童の理解度を深掘りする姿勢をサポートし、さらに児童自身も誤りを見つけて学ぶ過程を重視しています。
実際、2025年2月には「MITORUデザインプロジェクト」が立ち上げられ、関東、四国、中国地方の公立小学校3校でのモニターが行われました。児童たちは、丸付けされた結果に対して自ら誤りの原因を吟味し、積極的に学ぶ姿勢が認められました。このような取り組みを通じて、計算学習だけでなく、やりきる力や伝える力、丁寧さといった重要な学習要素が育まれることを目指しています。
Google Classroom アドオンとの連携
従来の学習システムに新たな革命をもたらす「MITORU」は、2025年3月から教育同人社とRecursiveが協力してGoogle Classroomアドオン版の開発も進行中です。これにより、教育者は日常的な課題提出から丸付け、結果のフィードバックまでの一連の作業をGoogle Classroom上で一元管理することが可能となります。
具体的には、教師がGoogle Classroomを通じて課題を設定し、児童が手書きで取り組んだ内容を写真撮影し、提出するという流れで進行します。AIは迅速に解答を評価し、丸付け結果を表示。児童はその結果を通して自ら解き直しを行えるため、自立的な学びを促進します。
EDIX大阪でのデモ体験
2025年6月11日から13日まで、大阪で開催されるEDIXでのデモ体験は、実際に「MITORU」を体験し、AI技術が教育にどのように活用されるのかを実感できる貴重なチャンスです。デモはグーグル合同会社のブース(小間番号6-20)で行われ、13日の12時から15時の間に体験可能です。興味がある教育関係者や学生はぜひ参加して、新しい学びのかたちを体感してみてください。
今後の展望
教育同人社とRecursiveは、協力してAIモデルの改善を続け、寄せられたフィードバックをもとに教育現場に即した使いやすいシステムの構築を目指します。「MITORU」は、教師と児童、双方にとっての持続可能な教育環境を実現するための貴重なツールとなるでしょう。
この取り組みが成功裏に進むことで、未来の教育がどのように進化するのか、今から非常に楽しみです。
デモ展示会概要
- - 展示会名: 第8回 EDIX(教育 総合展)大阪
- - 開催期間: 2025年6月11日(水)~13日(金)
- - 開催時間: 10:00~17:00
- - 会場: インテックス大阪
- - 入場料: 無料(事前登録が必要)
公式サイト:
EDIX公式サイト