2025年赤ちゃんの名前ランキング、初のトップに「翠」女子名と男児名「碧」の人気再び

2025年の赤ちゃんの名前ランキングが発表

妊娠・出産・育児メディア『たまひよ』が、2025年1月から9月に生まれた約16.6万人の赤ちゃんの名前の調査結果を発表しました。今年の注目は、女の子部門で「翠」と名付けられた赤ちゃんが初の1位となったこと。男の子では「碧」が昨年に引き続き、連続してトップの座を守りました。このランキングは、今後の名付けトレンドを知るうえでも重要な指標です。

2025年の名前背景

2025年は、大阪・関西万博や国際スポーツ大会が盛り上がる中、新しい時代や多様な価値観を求める流れがありました。このような社会背景が、今の子どもたちの名付けにも影響を与えているようです。地域や文化、政治的なニュースが背景となり、親が子供にどのような願いを込めるか、五感に響く名前が多く生まれているのかもしれません。

男の子の名前トップ5

1位の「碧」は、漢字の美しさやその意味から人気が上昇しています。「青い石」に由来し、澄んだ心を持つ人に育ってほしいという願いが込められています。

2位の「湊」は、この10年間で常に人気が続いており、社交的な魅力を持つ子どもに育ってほしいとの願いがあるようです。

3位の「陽翔」は、太陽のように明るく育ってほしいという想いが込められ、元気なイメージを持っています。

4位の「朝陽」は、新鮮な気持ちを持つ子に育ってほしいという願いの象徴です。

5位は「蓮」で、シンプルさが好まれる傾向を強く表しています。

女の子の名前トップ5

1位の「翠」は、近年その美しい響きから急成長した名前で、「自分らしく生きてほしい」という願いが込められています。

2位の「陽葵」は、太陽の持つ明るさを象徴し、皆に愛される子供に育つことが期待されています。

3位の「凛」は、長い歴史を持つ人気名で、きりっとした印象を与えます。

4位の「芽依」は、周囲から愛され、将来の成功を願う意味が込められた名前です。

名付けのトレンドと考察

名付けのセンスが多様化する中で、一文字や短い名前がトレンドとして浮上しています。長期的に人気を蓄積していく名前も多いことから、名付けの際には、読みや音響、人に与える印象が重視されています。特に「読み・音の響き」が最も大切なにも関わらず、漢字の意味も重要視される傾向が強まり、今後更なる変化が期待されることでしょう。

改正戸籍法の影響

また、名付けについて気を配る親が増えています。改正戸籍法が施行されることから、名前の「読み方」に関して説明を求められる可能性が高まったためです。この結果、多くの家庭が名付けの際に法的な側面を考慮し始めていることも見逃せません。親たちの中には、過去に新しい法改正を理由に、変更を余儀なくされた人もいるため、より慎重な名付けが求められるようになっています。

未来へのメッセージ

『たまひよ』では、2026年生まれのベビーに向けて、名付けに関する開運メッセージを発信中です。この年に生まれるお子様には、運勢の上昇が期待され、多くの挑戦を経て成功を収める可能性が高いことが示されています。それぞれの生まれる月に寄った個性も教えているため、親たちには注目が集まっています。これからの名付けに対する位置づけや価値観が、時の流れとともにますます変わってくることでしょう。

このランキングを通じて、子どもたちに寄せる親の願いを考えさせられると同時に、次世代への貴重な遺産となる名前の選び方がどのように進化していくのか、楽しみでもあります。