コンカー、SMB向けライセンス提供を新たなモデルに変更
株式会社コンカーは、出張・経費管理のクラウドリーダーとして、中小企業(SMB)向けに提供しているSAP Concurのライセンスを、パートナー再販モデルに移行することを発表しました。この変更により、2026年1月以降はコンカーによるダイレクト販売が終了し、PMC(Partner Managed Cloud)モデルを通じた販売へと完全にシフトします。これにより、現在Concur Standardを利用中の顧客のサポートは継続され、安心して移行が進められます。
PMCモデルとは何か?
PMCモデルは、パートナー企業が自社のサービスをSAP Concurソリューションと組み合わせて販売する仕組みです。この方式は従来のライセンス再販と異なり、導入支援サービスや独自の付加価値サービスをひとつのパッケージとして提供が可能です。これにより、顧客の多様なニーズに応じた柔軟なサービス提供が実現します。実際、このPMCモデルはすでにSAPグループの他のサービスでも導入されており、パートナー企業と顧客の双方から高く評価されています。
移行スケジュールについて
具体的な移行スケジュールは以下の通りです。
- - 2025年7月:PMCモデルへの段階的移行開始
- - 2026年1月:コンカー直販販売の終了、PMCモデルへの完全移行
この移行は、コンカーが今後どのようにパートナー企業と共に成長していくのか、注目を集めています。
コンカーの意気込み
コンカーの代表取締役社長である橋本 祥生は、この移行について意欲的なコメントを寄せています。「これまで多くのパートナー企業と共にビジネスを拡大してきました。SMB領域でのPMCモデルへの移行は、各パートナーが持つ顧客基盤や能力を活かし、新たな価値を提供する挑戦です」と述べています。この言葉からは、コンカーがパートナーとの協業を通じて、さらなる成長を目指している姿勢が感じられます。
新たなパートナー募集中
現在、コンカーではPMCモデルの新しいパートナーを募集しています。興味がある企業は、コンカーの担当者または公式ウェブサイトを通じてお問い合わせいただくよう呼びかけています。
株式会社コンカーとは
株式会社コンカーは、日本国内での出張・経費管理に特化したクラウドサービスを提供するSAP Concurの日本法人であり、2010年に設立されました。主な製品には、経費精算を行う『Concur Expense』、出張管理を行う『Concur Travel』、請求書管理を行う『Concur Invoice』などがあり、企業の経費管理をより効率的に進める支援を行っています。詳細は
こちらをご覧ください。
SAP Concurについて
SAP Concurは、出張、経費、請求書管理を統合したクラウドソリューションを提供する世界有数のブランドです。そのサービスにより、煩雑な業務の効率化が可能となり、モバイルアプリを使用すれば出張をサポートし、経費申請の自動化も実現しています。SAP Concurの詳細なソリューションについては、公式サイトまたはSAP Concur ブログで確認できます。