人材育成に挑む!テクノコム、北海道で施工管理者養成コース開講
建設業界における深刻な人材不足は、多くの企業にとって大きな課題となっています。この問題に対し、積極的な人材育成に取り組む企業として、株式会社テクノコムの取り組みが注目を集めています。
宮城県仙台市に本社を置くテクノコムは、2023年1月より「施工管理者養成コース」という給与支給型の研修プログラムを実施。既に3期に渡り、多くの受講生を輩出しており、卒業生たちは施工管理補助やCADオペレーターとして活躍しています。
そしてこの度、同社は北海道においてもこの研修プログラムの開講を発表しました。研修は、高度な技術者育成で知られる北海道職業能力開発大学校で行われます。同校は、厚生労働省が所管する国立大学校であり、最先端設備と充実した教育環境が整っている点が大きな魅力です。受講生は、大規模な屋内施設での実践的な訓練や、最新の工作機械・3Dプリンターなどを活用した学習を行うことができます。
北海道におけるこの研修プログラム開始の背景には、同地域の高い建設需要があります。千歳市のラピダス工場建設や北海道新幹線の札幌延伸、それに伴う札幌周辺の再開発など、大規模プロジェクトが数多く進行中であり、熟練した施工管理者の需要が急増しているのです。テクノコムは、この需要の高まりに着目し、9月に札幌オフィスを開設。北海道を宮城県に続く第二の研修拠点と位置付けています。
実際、既に第三期生の卒業生の一部は、ラピダスの建設現場で活躍を始めているとのこと。これは、研修プログラムの高い質と、テクノコムによる綿密な現場へのサポート体制を示す、大きな成果と言えるでしょう。
テクノコムは、今後札幌を拠点に事業を拡大していく計画です。そして「施工管理者養成コース」についても、北海道と宮城県で毎年1回の継続開催を予定しています。若手人材の育成という企業理念を貫き、建設業界の活性化に貢献していく同社の今後の動向に、ますます注目が集まります。
テクノコムについて
株式会社テクノコムは、東洋ワークグループに属する企業です。エンジニア派遣、有料職業紹介、外国人労働力活用のコンサルティング、そして今回紹介した若手人材育成など幅広い事業を展開しています。これらの事業を通して、建設業界を始めとした様々な業界の人材不足解消に貢献しています。
本社所在地:宮城県仙台市
代表取締役社長:大江修
HP:https://www.technocom-net.jp/
テクノコムの取り組みは、企業の社会貢献という側面からも、非常に意義深いものと言えるでしょう。人材育成という地道な努力が、日本の建設業界の未来を支える重要な役割を担っているのです。