パンタレイの新挑戦
2025-07-09 05:18:24

パンタレイが環境技術革新に向けた新たな挑戦を開始!

パンタレイが挑む新たな環境技術



株式会社パンタレイは、国家プロジェクト“ムーンショット制度”に採択されたことを発表しました。このプロジェクトは、自然の風を利用し、エネルギーを一切使わない新しい360°全方位集風技術の開発を目指します。私たちの未来を守るための、この革新的な技術がどのように環境問題の解決に寄与するのかを探っていきましょう。

ムーンショット研究開発制度の背景



国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進するムーンショット制度は、2020年に創設され、日本初の破壊的イノベーションを生み出すことを目指しています。2050年までに実現を目指す10の目標の中で、特に地球環境の再生に向けた持続可能な資源循環の実現が強調されています。

本プロジェクトにおいて、パンタレイは“固定型パッシブDACシステム開発”で全方位集風技術を担当します。これにより、従来技術で問題となっていた送風エネルギーを必要としない、新たなCO2回収技術の開発が期待されています。

破壊的な革新技術の詳細



本研究プロジェクトでは、大気中のCO2を大量に回収できる低エネルギーDACシステムの開発が行われます。従来のDAC(Direct Air Capture)技術でのボトルネックであった送風コストをゼロにし、自然風や流体の走行風を動力源とする全方向集風技術を利用したパッシブDACシステムを目指しています。

さらに、アミンを用いた液相分離により、CO2を固体化合物として高速吸収し、安定した貯蔵と輸送を行います。固化したCO2はマイクロ波を用いて低エネルギーでの回収が可能になるという、極めて革新的なアプローチです。

パンタレイの革新への思い



株式会社パンタレイの代表である佐藤靖徳氏は、「自然風を効率的に吸収する360°の全方位集風技術は、風力発電にとどまらず、環境技術への新たな展開が期待されます。自然の風を動力とし、可動部なしで吸排気を実現する革新的な固定型システムの構築が私たちの使命です」と語っています。

今回のプロジェクトは、シンプルかつ持続可能なCO2回収技術として確固たる基盤を築くものであり、その取り組みは持続可能な社会の実現に向けた一歩でもあります。

地域貢献と新たな出発



このプロジェクトに参加することで、地元新潟県長岡市で“Boost Deep Tech Nagaoka”が開催されます。このイベントでは、パンタレイのメンバーが企業の歩みやスタートアップエコシステムの活用法を振り返り、技術の社会実装の基礎を学ぶセミナーやワークショップを開催します。

イベント詳細


  • - 日時: 7月11日(金) 13:00~16:00 (OPEN 12:00)
  • - 会場: ミライエ長岡(長岡市)
  • - 対象: 大学・高専の研究者、学生、起業家など
  • - 参加費: 無料

最後に



パンタレイの挑戦はまだ始まったばかりですが、持続可能な社会の実現に向けた一歩を確実に進めています。未来に希望をつなぐ技術を形にするため、私たちの努力は続いていきます。


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会社情報

会社名
株式会社 パンタレイ
住所
新潟県長岡市上富岡町1603-1長岡技術科学大学キャンパスインキュベーションオフィス総合研究棟7階705室
電話番号

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