無人航空機ベンチャーの成果
2025-06-06 10:51:01

JAXA発、無人航空機ベンチャー武蔵スカイプラスが資金調達を成功させる

武蔵スカイプラスが資金調達を実施



武蔵スカイプラスは、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)から生まれた小型無人航空機のスタートアップです。最近、2億円の資金を調達したことが報道され、その注目が集まっています。資金は、Frontier Innovations 1号投資事業有限責任組合、Incubate Fund VI, L.P.、IF Everlast有限責任事業組合が共同でリード投資家として支援したものです。

武蔵スカイプラスの背景



この会社は、JAXAが長年にわたって研究開発を行ってきた航空技術を活かし、小型無人航空機の社会実装を目指しています。具体的には、固定翼の小型無人航空機や、ティルトウィングVTOL機(垂直離着陸型)などのプロトタイプ開発を行っています。

特筆すべきは、同社が小型無人航空機システムの基幹部分をすべて国産で設計している点です。制御計算機や地上局ソフトウェアが国内で開発されることにより、高い信頼性とセキュリティが確保されています。また、これらの技術はユーザーのニーズに応じたカスタマイズが可能で、柔軟に対応できる点も強みです。

資金調達の意義



最近の国際情勢を受け、安全保障や物流における無人航空機の重要性が増しています。この背景から、国産の無人航空機技術を駆使した新たな製品やシステムの開発が急務となっています。資金調達を通じて、より高性能なシステムを市場に提供し、国産技術の製品化を加速させたい考えです。

投資家の評価



出資を行ったFrontier Innovationsの西村竜彦氏は、武蔵スカイプラスの技術基盤が国産かつ高信頼性であることを評価し、出資に至ったと述べています。また、インキュベイトファンドの本間真彦氏は、当社が国内で唯一、ハードウェアからソフトウェアまでドローンを完全国産化できるプレイヤーであるとし、その成長を期待しています。

代表者のコメント



武蔵スカイプラスの社長、藏並昌武氏は、本出資によって同社の可能性に共感していただけたことに感謝し、JAXAの技術を元に新たな市場を開拓していく意欲を示しています。これからの展開に多くの期待が寄せられています。

求人情報



武蔵スカイプラスでは、無人航空機システムに関する技術者を広く募集しています。無人航空機に関連する技術をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。

会社概要



情報 詳細
------------
本社 東京都三鷹市大沢6-13-1 JAXA調布航空宇宙センター
代表者 藏並昌武
ウェブサイト https://musashiskyplus.com/


画像1

会社情報

会社名
武蔵スカイプラス株式会社
住所
東京都三鷹市大沢6-13-1 JAXA調布航空宇宙センター飛行場分室 内研究総合C1号館-304
電話番号
070-3117-7098

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。