フジッコ子ども参観日が実現する家族のコミュニケーション
フジッコ株式会社では、2025年8月に神戸本社と東京FFセンターの2カ所で「フジッコ子ども参観日」を開催しました。これは、従業員の子どもたちが自分の保護者の働く姿を直接見学することで、会社についての理解を深め、家族とのコミュニケーションを育むイベントです。この取り組みは昨年に続く2回目の実施で、さまざまな活動を通じて、子どもたちと保護者が共に楽しむ機会を提供しました。
子どもたちの学びと体験
参観日では、子どもたちは“豆”に関する食育授業やミニクッキング、デザインワークなどを体験し、自社製品の理解を深めました。特に、クッキングでは自分たちの作ったお弁当を保護者と一緒に味わうことで、家庭の食文化を学び、親子の絆を育む機会となりました。これらの活動は、子どもたちが食に対する関心を抱くきっかけともなり、楽しさと学びを両立させる内容になっています。
職場訪問と人間関係の構築
また、職場訪問では実際に保護者が働く環境を体験し、同僚や上司との名刺交換を行うことで、会社の雰囲気を実感できる貴重な経験を得ることができました。この訪問を通じて、子どもたちは保護者がどのような環境で仕事をしているかを理解し、その職場の仲間たちとの距離も近づくことでしょう。家族外での人間関係を深めることも、このイベントの重要な目的のひとつです。
社長との交流での特別な体験
さらに、社長との交流セッションも設けられ、会社に関するクイズを交えながら楽しいひと時を過ごしました。お子様たちは、社長とのお話を通じて、大人の仕事の裏側や会社の理念についても学ぶことができ、笑顔で参加していました。このような特別な体験は、単なる見学の枠を超え、企業文化への理解を深める一助となっています。
従業員エンゲージメント調査の結果
このような取り組みの背景には、従業員エンゲージメント調査の結果があります。調査によると、「同僚」や「文化」に関するスコアが前年より改善しており、職場の人間関係や組織文化のポジティブな変化を示していました。これらの結果は、子ども参観日を含む社内施策が従業員のエンゲージメント向上に寄与していることを示しています。
フジッコの今後の取り組み
フジッコは、今後も育児と仕事の両立支援や多様性を尊重した職場づくりに力を入れていく方針です。「ダイバーシティ宣言」に基づいた施策を進め、従業員が健康で幸せを感じながら働ける環境を構築することを目指しています。このような積極的な施策が今後の企業成長に繋がり、より多くの価値をお客様や関係者へ提供できるよう、引き続き努力していきます。
参加者からは「楽しかった」「豆が好きになった」といった嬉しい声や、保護者からは「仕事環境を知ることで親近感が増した」というコメントも多く寄せられました。このように、フジッコ子ども参観日は、単なる見学イベントを超え、家族の絆を深める重要な機会となっています。