GOGOSHIMA PAIRING BEERが世界最高峰デザイン賞を受賞！

GOGOSHIMA PAIRING BEERが世界的デザイン賞を受賞

横浜市に拠点を置く相澤事務所が手がけた「GOGOSHIMA PAIRING BEER」が、国際的に権威あるデザイン賞Red Dot Design Award 2025において、最高賞「Best of the Best」を受賞しました。授賞式は2025年11月にドイツのベルリンで行われ、全世界から集まった数多くの素晴らしいデザインの中で、このパッケージデザインが特に優秀とされました。

Red Dot Design Awardとは

この賞は、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが主催する国際的なデザイン賞で、1955年に設立されて以来、デザインの質の高さを証明する場となっています。毎年20,000点以上の応募があり、そこから選ばれる作品が「Red Dot Award」を受賞します。さらに、その中の1%未満の作品に与えられる「Best of the Best」は、デザイン界における名誉の象徴とも言えるでしょう。

公式サイトでも詳細が確認できますが、受賞作品は特に高い評価を受けており、GOGOSHIMA PAIRING BEERはその中で際立った存在です。

GOGOSHIMA PAIRING BEERの魅力

GOGOSHIMA PAIRING BEERは、愛媛県の興居島で育った厳選された果物や穀物を用いて作られたビールです。単なる飲み物ではなく、料理とのペアリングをテーマにしており、味わいだけでなく、食との相性も考慮されている点が新しい価値を創出しています。

このビールのパッケージは、スリーブとラベルの2重構造で設計されています。このデザインは「ペアリング＝組み合わせる」というコンセプトを視覚的に表現しており、スリーブには型抜き加工が施されています。この加工によって、肉や魚、野菜といったペアリング素材がダイレクトに視覚に訴えかけるデザインとなっています。

ラベルには、肉のひきしまった筋や魚の独特な模様、さらには野菜の葉脈にも見え隠れする「興居島の地図」が描かれています。これによって、視覚的に肉、魚、野菜のビジュアルの完成形が浮かび上がります。無垢な白を基調にしたスリーブは、ものづくりへのこだわりを象徴し、ラベルは興居島の自然や風土を感じさせる和紙素材によって表現されています。料理とビール、興居島と食材、作り手と飲み手のさまざまなペアリングを意識したデザインは見る人の心に響くものとなっています。

相澤事務所の哲学

相澤事務所は、グラフィックデザイナーの相澤幸彦が代表を務めるデザイン事務所で、2004年に設立されました。以来、ロゴ、パッケージ、書籍、広告など多岐にわたるデザインを手掛け、企業やブランドの価値を本質的な視点から形にしています。過去にもRED DOT DESIGN AWARDやPENT AWARD、London Design Awardsなど、多くの賞を受賞しています。これらの実績は、相澤事務所が優れたデザインを生み出していることを証明するものであり、今後の活動にも期待が寄せられています。

興味のある方は、ぜひ公式ウェブサイトやInstagramをチェックしてみてください。