新たな子育て支援サービス「nicomama」
新型コロナウイルスの影響が続く中、妊娠・出産・育児を迎える女性たちの心身には多くの不安が存在します。その不安を軽減するため、オンラインで助産師とつながるサービス「nicomama」が誕生しました。このサービスは、妊娠期から出産後までの流れを円滑にし、より安心して子育てを行える環境を提供します。
妊娠・出産における現代の課題
現代社会では、妊娠から出産、子育てにかけて、心の健康が脅かされる要因が散見されます。日本では、産後うつやその結果としての自死が大きな社会問題となっています。実際、産後うつを経験する女性は7人に1人という統計もあり、心のケアが非常に重要視されています。
一因として、周囲にサポートしてくれる人がいないことが挙げられます。特に核家族化が進み、頼れる人がそばにいない環境において、妊産婦は孤独や不安を抱えやすくなっています。妊娠中に不安が積もり、産後すぐに支援を受けられない状況では、精神的な負担は計り知れません。
コロナ禍による影響
さらに、最近のコロナ禍は出産事情にも影響を与えており、病院での感染対策が強化される中、妊婦が安心して受診できる環境が失われつつあります。入院中のサポートや産後のケアも減少し、「頼りにくい病院」となってしまったことが多くの妊婦にとっての不安要素となっています。
新たな支援の必要性
このような状況を踏まえ、「nicomama」は専門家とのオンラインつながりを活用し、妊娠中から出産、育児にわたるサポートを提供するプラットフォームです。コロナ禍の影響でオンラインの活用が進む中、助産師との距離感を超えた新しい形での支援が求められています。
「nicomama」のサービス内容
「nicomama」では、専門的な知識を持つ助産師が妊娠中の女性や子育て中の母親に対して、オンラインで相談や情報提供を行います。これにより、どこにいても信頼できる助言やサポートを得られる環境を整えます。主なサービスは、かかりつけ助産師との連携による継続的なケアの提供です。
助産師は妊娠・出産だけでなく、育児や心理的なサポートに至るまで多岐にわたる知識と経験を持っています。そのため、妊婦が自分に合った助産師と出会い、安心して相談できる環境を実現することが目的とされています。
社会的意義と未来の目標
「nicomama」の最大の強みは、孤独や不安を感じることの多い妊婦や新米ママたちに寄り添うことです。人と人がつながることで、心地よい安心が生まれ、育児に向かう力が育まれることを目指しています。
このサービスを通じて、新たな形での妊娠・出産支援が実現し、未来の子どもたちがより安心して育つ環境が整うことを期待します。
サービスについての詳細は、公式サイト
nicomama をご覧ください。